雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

航空機

2008-03-07 04:45:29 | ネット、Twitter & Facebook、Instagram
トヨタが航空機にという記事がトップに出ている。

トヨタもついに独自に航空機の分野に進出かと思ったら、三菱重工に資本参加すだけだという。なんだやはりトヨタでも一人では出来ないのかと正直そう思った。内心、少し安心したりもした。

私は技術屋でないので航空機の難しさなどはよく解らない。
然しながら航空機の分野は、技術的にも資金的にも自動車などとは違ってスケールが桁違いで、簡単には真似たりは出来ない分野だ、ということは何となく解っている。


私が昭和32年に入社した会社は『川崎航空機工業』であった。
再開して間もない特に財務的にはまだひ弱い会社であったが、航空機のエンジニアたちは多くいた。
東洋で唯一のジェットエンジンのオーバーホール工場があったりした。

技術屋の中でも航空機学科を出た人に対する一種違った注目度を感じていた。
東大航空機出身などと言うとそれだけで、周囲は違った目で見ていたように思う。上司にも同期にもそんな優秀なのがいた。

川崎重工と合併してからも、川重の中に航空機事業部があったことが、そんなに売上高が大きくなくても、利益が出ていなくても何か違ったように思えた。

そんなに関係があるとは思えないが、単車の初期の頃には「航空機のエンジニアが作ったオートバイ」などと宣伝したりしていた。

確かに戦後三菱や富士重など航空機に関係のあった企業がオートバイの生産には携わったのは事実である。

ずっと後になって、警察庁が二輪のシュミレーターを作るという話があった時も、岐阜の航空機のシュミレーター技術が生きて実際にモノを造り上げたことがある。
アレはその後どうなったのであろうか。

このように航空機産業はその底辺が広いので、日本がアメリカの下請けではなく自力で航空機の分野に参入することはいいことだと思う。
ホンダも独自で挑戦していたが、今回の話は規模も違うし本格的である。

日本の技術力、企業の力を合わせて是非成功して欲しいと思う。

若し、航空機が日本の力で造れら、
私が川崎は飛行機を造っていると秘かに思えたように、日本人が胸を張れると思うのである。
コメント
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