雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

大連立? それよりも政界再編?

2011-06-11 06:45:19 | 政治

★政治の世界はややこしい。

大連立などと言われているが、それが果たしていいのか、悪いのか?

 

ただ、Yahooニュースでの アンケート調査の結果は、約60%が大連立に、反対となっている

大連立でなければ、政界再編という選択肢も生まれるのかも知れない。

その方が、日本の政治にとっていい方向だと言う気がする。

 

日本の政治構造そのものが、間違いなく行き詰ってしまっているのである。

根本的な構造改革の方向に舵を切らない限り、大連立をしても、総理を代えても、なかなかうまく動かないのでは?と思う。

 

★連立であろうが無かろうが、、菅さんは辞めると言ったのだから、時期はともかく早晩退陣するのだろう。

そのあと、大連立であっても、なかっても、次の総理は決めねばなるまい。

いろんな人の名前が取り沙汰されているが、今言われている人たちでは、誰がなってもあまり代わり映えがしないように思う。

中央の政界は、人材不足なのだろうか?

そんなことはない。 みんな知らないだけで、多分、名前が挙がってこない人の中にいい人がいるはずである。

然し、仮にそんな人がいても、立候補することはできない年功序列型の仕組みになってしまっている。

 

★現在の中央での政治のあり方が、ある程度の年月が経たないと候補者にもなれないような仕組みなのである。

宮崎の東国原、大阪の橋下、武雄の樋渡さんなど、みんな政治は初めてであったが、従来の助役や副知事から上がった人よりは新鮮であったし、成果も上げている。

どちらかと言うと、政治の経験などない方が新鮮な発想が出来ていいのかもしれない。『リーダー』に求められるものは、経験ではなくて理念であり、想いなのである。

この人たちはみんな、国民が直接選ぶことが出来たのだが、この国の総理の選挙には国民は、手の出しようがないのである。

大体、前回の選挙の時に、こんな国難に直面するなど、想像だにしていないし、

選挙で1票を投じるとき、その人に国政の一部を委ねる気持ちは当然あったとしても、国政そのものを、ましてや総理を任せられるかどうかなどの観点は一切ないのだと思う。

 

現代の一国の総理は世界の舞台で国を代表して、その力を発揮する機会が多いのだが、こんなにくるくる変わる総理では名前も顔も覚えて貰えないどころか、相手にして貰えないのではないか?

先日のサミットの何処か国の漫画にも、日本の総理の顔は『麻生さん』の似顔絵だった。

東日本大震災も大変だし、その復興も大事だが、

その対応が機能しなかった現実を反省して、政治の構造的な問題に対応し、1日も早く国民自らが総理を選べる、システムに変えて欲しい。

東日本大震災の対応がダメなのは、単に菅さんが悪いだけではなくて、真の原因は日本の政治構造の基本の仕組みにあると思う。

 

大連立などという、対応策ではなくて、

縦割りの護送船団方式、国営よりは省益、団体の利益を優先させる、『利権構造』

中央の政治のあり方、『総理の選び方』、

そのための『憲法改正』

などなどの基本構造を、この東日本大震災を契機に考えるような形の方がいいように思う。

それは大連立ではなくて、それら根本問題を考えることが出来る方向に舵を切る『政界再編』の方向がいいように思う。

 

今名前が挙がっている総理大臣候補の中で、そんな構造的な問題に対して手の打てる人はいるのだろうか?

国益よりは、省益や、団体の利権など、どうもそちらの方に関心が大きいように思えてならないのである。

 

★ずっと、エネルギー問題で、『潮流、海流発電』の基本コンセプトが、いいと思って推してきたが、政府の環境省は補助金も出しているし解っているはずだが、今後のエネルギー政策の中で、名前すら上がってこないのである。

今脚光の太陽発電もいいが、夜はダメ、曇りはダメ、土地もいる、国民の協力もいるなどいろいろ難しい問題もある。

潮流発電ならともかく、太平洋の黒潮のエネルギー利用では、国がやると方針を決めれば、広大な海洋は使い放題、無料で、漁業権など『利権は一切発生しない』し、海底資源開発にも繋がるかも?と思ったが、

●『利権が発生しない』から、マスコミをはじめ、誰も一生懸命にならないのだ、と言われた人がいる。

ひょっとすると、それは本当かも知れない。

少なくとも、今回の総理候補にも名前の挙がった馬淵さんはご存じのはずなのである。

『金が、あまり動かない』『利権に繋がらない』ことには、みんなあまり興味がないのだろうか?

 

いろいろあるが、

今の政局に対しては、国民は大連立に『賛成か、反対か?』

こんなアンケートに参加するぐらいしか、参加することはできないのである。

 

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