★家に送られてきた冊子にこんなのがあった。
『超高齢化時代を迎えた日本』超高齢化社会とは65歳以上の人口が総人口に占める割合が21%を超えた社会のことで、日本は2007年に21.5%となり超高齢化社会となったようである。
そして『85歳以上の余命は「フレイル」によって決まるということです。フレイルとは意図しない体重減少、歩く速度の低下、身体活動量の低下など従来は「虚弱」と呼ばれていた状態で、このフレイルが見られる人は余命が短くなる傾向があります。』と85歳の私には気になることが書かれていて、『フレイル』という初めて聞く言葉を調べてみたのである。
大体、85歳まで生きるとは思っていなかった。 来年は3月に86歳になるので、四捨五入すると90歳、あと15年生きたら100歳である。70歳からの15年間を振り返ってみると、ひょっとしたら人生の中で『一番充実した15年間』だったような気もするし、これは勝手にそう思っているのだが、70歳の頃よりも今の85歳のほうが、体力的にも『すっきり』しているような気もするのである。
ストレッチを始めたのが70歳の頃だし、ダッシュを始めたのが80歳で、ジムに通いだしたのが84歳からである。
今日も朝から、今年最後のジムとランニングと水泳に行ってきた。 最近は月・水・金とジム、火・木・土と防災公園でのランニングがずっと続いているし、やっとスロージョッギングで、1・5キロが走り切れるようになったところなのである。
パソコン・ブログ・ツイッター・Facebookなどネットを始めたのも、社会的な活動として、NPO The Good Times をスタートさせたり、人生で初めての事柄が多かったのである。
『フレイル』が虚弱の始まりだとすると、少なくともこの15年間は、私にとっては無縁だったのである。
★いろいろ、ネットで調べてみると、
『フレイルとは、健常から要介護へ移行する中間の段階と言われていて、具体的には、加齢に伴い筋力が衰え、疲れやすくなり家に閉じこもりがちになるなど、年齢を重ねたことで生じやすい衰え全般を指していて、高齢者の多くの場合、フレイルの時期を経て、徐々に要介護状態に陥ると考えられているのだという。』 と書かれている。
フレイルの基準には5項目あり、3項目以上該当するとフレイル、
1または2項目だけの場合にはフレイルの前段階であるプレフレイルと判断します。
- 体重減少:意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少
- 疲れやすい:何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる
- 歩行速度の低下
- 握力の低下
- 身体活動量の低下
私の場合は、これらのチェック項目は、全て大丈夫なので、『フレイル』ではないと思うのである。
★この冊子、慶応大学の『塾』といって、孫の保証人をしてるので送られてくるのだが、このテーマの中にも、こんな面白いことも書かれていた。
『長らくマーケッテングの分野では「高齢者」は無視されてきたが、超高齢者社会になって『高齢者マーケッテング』は無視できないし、日本がその先端を走っているというのである。日本の次に高齢者か率の高いのはイタリアだが、その差は10年もあるらしい。
高齢者マーケッテングの中で、『情報感度』という尺度でセグメンテ―ションすることで、魅力的なマーケットの存在が明らかになったとか。これを書かれてい商学部の清水教授は、情報感度が高い高齢者を「イケてるお爺さん、カワイイお婆さん」と呼んでいて、こうした情報感度の高い高齢者は自分自身の健康状態にも敏感で、健康を考えた食生活や、新しい環境や習慣作りへのチャレンジもあって、新しい消費にも結び付くなどと書かれている。
そんな大げさなことに役立っているとは思わぬが、「イケてるお爺さん」と言って頂いて気分がいいのである。
ただ100歳まで生きれるかどうかは『運だ』思っている。
今年も7月5日に、『風呂の中で意識を失って』救急車で運ばれたのだが、熱があって風呂に入っている内に意識を失っていたのである。あの時、娘と孫がアメリカから来ていなかったら、風呂から引き揚げることもできなかったかも知れないのである。
別にあの時も、意識を失ってたのは、ほんの何十分だけだったのだが、若し家内だけだったら、大変だったと思うのである。そういう意味では、私は人生で意識不明になったのは2回目なのだが、1回目は警察の本署で、10分後には病院にいたから助かったみたいなものである。
そんな運は、結構『好運』だと思っているので、日常生活は来年も『フレイル』に気を付けて、体力増進には精進したいと思っている。
年末のこんな時期に『フレイル』という新しい言葉に巡り合えたのも幸運だったと思っている。
何事も、『いい加減に』『ネアカに』考えるのが、いいのかも知れない。