★ このところ『新型コロナウイルス問題』発生以降、
『専門家先生』がこんなにも沢山いたのかと思うほど、
連日テレビに出演して、その蘊蓄を披露されている。
『専門家』はその道のプロだから、
当然その知識も豊富で『賢い』のだとは思うが、
あくまでも『学者・先生』で『対策の専門家』ではないのだろうから、
そんな専門家先生が連日テレビに登場して『対策の方向』まで喋られるので、
『視聴者は混乱』して解らなくなってしまっている節がある。
★ 昨日は久しぶりに『そこまで言って委員会』を観たのだが、
ここでも時節柄 『コロナウイルス問題』がそのテーマで、
こんな錚々たる『その道の専門家』の皆さんが、
『若し各省の長官だったら何をするか?』というテーマで番組は進んでいった。
ご覧の通り、いろんな意見が並んでいる。
みんなそれなりに理屈はあるのだが、
さて現実に『実行する』となると、これは大変だなと思った。
世の中の対策案などはいろいろあって当然なのだが、
『全部やる』ということは出来ないので何かに絞られていくのだが、
それをどのようにして決めていくのかが、一番の問題なのである。
最近の『安倍総理の言動』には、
必ず『専門家の意見に従って』というのが出てくるのだが、
多分、それは『専門家の意見』は参考にはするが、
対策の方向は『ご自身が思う通りに』決めておられるのだと思う。
各省庁の対策は、専門省庁の『各大臣に任している』のだろうか?
★この番組に登場の『その道の専門家』たちの発想もいろいろである。
これは『厚生労働省』だが、
確かに日本の『コロナウイルス対策』は他国に比べて感染者数も死亡者数も、
今までのところ圧倒的に低いし『成功している』と言えるのだろう。
こんないろいろの省庁を取り上げていたが、
やはり一番『ムツカシイ』のは、財務省の対策なのだろう。
あなたが『財務省』なら今、何をしますか、という命題に対して、
『消費税減税』と『マイナンバーカードでの給付金』というのがあった。
これらは財務省内でも実際に案として出たのは間違いない思うが、
果たして実際の対策はどうなるのだろう?
『消費税減税』案に対しては、
辛坊さんが、消費税減税はあなた方のような高額所得者にはいいが、
100万の所得の人たちにとってみたら
『0%になったとしても最大10万だけの話だ』などと言っていて、
『なるほど』と思ったりしたが、
『沢山の人に影響した』ということは経済効果は兎も角、
『選挙対策にはなる』のかなと思ったりした。
★ このように『専門家の意見』もいろいろあって、どう決めるかは大変だと思うし、
『対策の目標』が単に『経済再建』だけではないのは当然だろう。
ひょっとしたら『安倍4選に効果的な方策』の要素などは、
間違いなく入ってくるのでは? と思ってしまったりする。
番組には、これはそれぞれの省庁のOBなど、
まさに『専門家』の方たちも出席されていたが、
久しぶりに『私なりに』いろんなことを考えながら、オモシロく観せて頂いたのだが、
専門的な意見は兎も角、『対策の方向』については、
『専門家以外の方』の方が決めるほうが、結果的にイイのではと思っている。
この『新型コロナ対策問題』は、いつまで続くのか解らないが、
この感染症対策問題、経済問題、オリンピック対策
そして政治的問題と広範囲な話なので、
『安倍晋三さんの旗の振り方』については非常に興味を持ってみているのである。