★ 『流通業とは「自分の仮説の正当性」を問うビジネスである』
現役時代からいろいろとお付き合いのあった服部吉伸先生の言葉だが、
二輪のマーケッテング分野は勿論、
二輪事業そのものがまさにマーケッテングそのもののようなところがって、
その事業展開はまさに『仮説』が中心の事業であったと思う。
そんな中で育ったからか、
『仮説を立てる』ことは自然に身に付いていて、
いろんな事柄に対して『仮説を立たてて楽しんでいる』きらいがある。
★ そんな中で、今回の『菅義偉さんの総理としての動き』はどうなるのか?
というテーマは非常に『興味のあるテーマ』なのである。
今までが『官房長官』として番頭役に徹していたのだが、
『菅さんはほんとに番頭役なのか、リーダーなのか?』
私自身も企画室長とという事業本部長を支える『番頭役』もやったのだが、
現役の最後の10年間は、国内市場のリーダーの立場にいて、
それも『非常に独裁的なリーダー』を結構上手く演じられたのである。
そのベースにあったのは、
基本方針も、部下たちに対する具体的な指示もすべて、
『こう打てばどう動く?』という『それぞれの仮説』がベースで、
そこには『綿密にたてられた仮説の正当性』があったのである。
そんな『仮説が立てられる人』とは『マーケッテングマインド』とか
『ものごとに対する好奇心』がベースで『そんな性格』なのだと思っている。
世の中には『アタマのいい人』はいっぱいいるのだが、
『アタマはよくても仮説の立てられない人』の方がむしろ多いのでは??
★ 安倍さんは『菅さんという官房長官』を重用することで、
ご自身の戦略の具体化を実現していったように思うのだが、
『リーダーになられた菅さん』は、
『独自の強力なリーダーシップ』を発揮されるのではと思ったりしている。
『世の中には数多くの当たり前でないことが残っている。それを見逃さず、国民生活をさらに良くし、力強く成長させるための改革が求められている。』
と記者会見で述べられているような『菅さんの独自性』が見られる筈でる。
★昨日はFacebook上で樋渡啓祐さんの『菅義偉観』をご紹介させて頂いたが
樋渡啓祐さんのご意見も
『予想以上に本格的政権になる予感がする。』
とそんな仮説で最後を締めくくっておられるのだが、
私も全く同感なのである。
『安倍政権の施策を引き継ぐ』のは当然のことなのだが、
今回は『総理というリーダーの立場』なのだから、
『菅さんらしい独自の政策が見られる筈』という私の仮説なのだが・・・
果たして『私の仮説の正当性』はどうなるのだろう?