雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

小野寺和夫さんのこと

2020-09-17 06:32:55 | カワサキワールド

★ 全国カワサキ会会長であった『小野寺和夫さん』のことをこのブログで
 書くのは初めてのことだと思う。

 昭和46年(1971)当時小野寺和夫さんは、
 カワサキの当時の代理店を纏めた全国カワサキ会の会長をされていた。
 当時はメーカー直系の営業所もあったが、
 従来からの自前の地方代理店も残っていて、
 その代理店を纏めた『全国カワサキ会』という組織があったのである。

 私自身も昭和45年末から『大阪母店長』となった関係で、
 全国カワサキ会副会長の職について、
 それ以来、小野寺和夫さんとはいろんなことでお世話になったし、
 一緒に国内の販売網関連の仕事をさせて頂いたのである。

 小野寺さんは横浜で、日本の二輪業界がスタートしたころは、
 確かライラックかどこかの代理店だったのだが、
 その後カワサキの代理店として活動されていたのである。 
 そんなことから、全国カワサキ会のでコンビを組むことになったのである。
 
 本田宗一郎さんが高松の宮様を迎えて,
   ヨーロッパのBPICMとのレセプションを開催された時には
   夫婦同伴での華やかな会に、小野寺さんご夫婦と一緒に
 出席させて頂いたことも『いい想いで』なのである。


 その後、カワサキも全国が直系の販売会社や営業所になって
 栄和自動車も横浜の一販売店としての位置づけにはなるのだが、
 小野寺さんはその後も国内二輪分野の業界の中枢におられて
 カワサキは勿論、二輪業界全体に貢献されて叙勲も受けられたのである

 私自身も国内の販売網の責任者となるのだが、
 小野寺さんには顧問として長く手伝って頂いたのである。

 そんな小野寺さんも、叙勲を受けられた1995年の12月にお亡くなりに
 なるのだが、もう余命が少ないと言われたその年の11月23日
 横浜の病院に小野寺さんを見舞っている。
 
 『これが最後になる』ということはお互い解っていて、
 小野寺さんはエレベーターのところまでわざわざ見送って頂いたのである。

 11月24日の日記にこのように書いている、(要約)

 『昨日小野寺さんに最後に会った。これが最後とお互い解った上で約30分話をした。すべて気になっていたことは話をした積りである。・・・
医者の言うことが正しければ段々と死期に近づいていることはご本人もお解りのようで、そんなとき私の一言一言をどのように小野寺さんは感じて頂いたのだろう。私自身は本当に援けて頂いたし、腹を割って話せる数少ない人の中の一人だった。今度横浜に行くときは小野寺さんの葬儀なのだろう・・・』


そして翌月12月17日のお通夜と18日の葬儀に
髙橋鐵郎本部長と一緒に参列しているのである。
1995年のことだから、もう25年も前の話なのである。



★なぜ突然『小野寺和夫さん』のことを書いているのかと言うと
 これもホントに突然なのだがつい2,3日前のことだが、
 Facebook に小野寺和夫さんの息子さんの小野寺進さんから
トモダチ申請』があって、メッセージでいろいろやり取りしたのだが、
 そんな中に、こんな一文があって、びっくりしたのである。
 
『父の葬儀の時に葬儀委員長をおつとめ頂いた菅義偉さんが総理大臣なられるのをきっとどこかで見て喜んでくれていると思います。』

あの時の葬儀に菅さんが葬儀委員長をされていたとは思いもよらなかった。


菅さんの履歴をみると 

神奈川県の横浜市議を2期務めた。・・・高秀秀信市長から人事案などの相談を頻繁に受けるなど、「影の横浜市長」と呼ばれた。
1996年の第41回衆議院議員総選挙に神奈川2区から自民党公認で出馬し、初当選した。

とあるので葬儀委員長をされたのは、まだ横浜市議の時なのだが、
ホントに世の中いろいろと繋がっているものである。


  
  


   

 菅さんは秋田湯沢のご出身だが、
 小野寺和夫さんは、確か北海道から横浜に来られて、幅広い活動だった。
 菅さんとも親しかったとは知らなかったが、
 菅さんの人柄というか実行力はやはり相当なものだと思う。

 小野寺さんとは親交があったのでよく解るのだが、
 小野寺さんとお付き合いのある方は、世の中の『実力者』ばかりなので、
 菅さんについても、何となく解るのである。

 

 今はベタータイムスの他二輪業界でいろいろとご活躍の森田伊活さんを
 その立ち上がり時期に私に紹介されたのも小野寺和夫さんで、
 そのスタート時期にカワサキの販売店に購読をお願いしたことを想い出す。
 
 そんなこともあって、今でも森田さんは冊子を送って下さるのである。
 その10月号が届いたばかりなのである。

  
   
 


 息子さんの小野寺進さんとは、何回かお会いはしているのだが
 Facebook でトモダチ申請があった時、
 その友達に『吉田純一さん』がいたのですぐ承認したのだが、
 その時は『似てるな』とは思ったが小野寺和夫さんの息子さんだとは
 解らなかったのである。


   



 吉田純一・森田伊活さんなどと一緒に業界活動をなさっているのは、 
 『お父さん、小野寺和夫さん』譲りかなと思っている。


 

コメント
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