★昨日の朝日新聞の見出しはこんな「NPO法人」の話題だった。
NPO 法人は一時コンビニの数と同じくらいの伸びで、その数を競っていると言われていたのだが、
高齢化でその活動が細っているというのである。
実は我々も2009年5月に NPO The Good Times という
こんなNPO法人を立ち上げて活動を続けてきた。
その初代理事長を私が務めている。
世の中にはいろんなNPOがあるのだが、これはちょっと珍しい
「ネットの仕組みをベース」に活動する団体や個人を繋ぐNPO法人なのである。
「ネットがベース」だから最初のホームページなどの立ち上げ時には
幾らかお金は掛かったが、
それ以降はこれに属する団体や個人が幾ら活発に活動しても、
NPO法人自体は全然「お金が掛からない」そんなNPOである。
これがそのホームページの一部だが
このホームページには今でも毎日訪問者があり延べ13万人がホームページに訪れている。
世の中にホームページは沢山あるが、
訪問者が延べ13万人というのは滅多にないと思う。
その設立趣意書の一部をご紹介してみる。
「21世紀の少子高齢化社会を「モザイク社会」と言われたりします。
近年、個人の生活も、いろんな団体の活動も、それぞれが好きなことだけを断片的に行う傾向が強くなってきています。
インターネットの世界のブログやSNSなどそのシステムの向上は目覚しく、
「異種、異質な組織」が「それぞれの資源や特性」を持ちより、
「対等の立場」で連携し、イベントや講座の共催、共同運営を行うのには、
これら新しいネットの仕組みは非常に適しています。
この法人の活動は、個々のグループの活動の連携を図るソフトの活動です。
このような社会の新しい仕組みを最大限に利用して、モザイクタイルを貼り合わせ一枚の名画を創作するように、
個々が持つすばらしい素材をつなぎあわせて、21世紀のモナリザの名画を描くような新しい活動を企図しています。」
NPO法人 The Good Times 代表 古谷錬太郎
「異種・異質・異地域をみんな繋いでいい時を過ごそう」という基本コンセプトのネットをベースにしたNPO法人なのである。
★こんな趣旨に基づいて14年間活動を続けてきたのだが、
冒頭の朝日新聞の記事にもあるように「理事の高齢化」はどうしようもなくて、
先日の「カワサキZ50周年祭」を最後にその幕を閉じようとしていたのである。
このグラフを見ても最近は認証数の減少とともにその解散数が激増しているのである。
★ホントに突然と言ってもいいのだが、
尼崎にお住いの藤本喜子さんから、
NPO The Good Timesを引き継ぎたいというお申し出があったのである。
そんなことでこの件を理事会に諮り、
今年4月以降の活動を藤本喜子さんに託し、活動の拠点も尼崎に移すことにした。
藤本喜子さん、こんな女性である
先日来、NPO 法人のことで何回かお会いして、引継ぎ事項の打ち合わせをしている。
世のNPO法人とは一寸性格を異にした珍しいNPO The Good Times なので,
是非上手く運営して頂きたいなと密かに思っているのである。
藤本喜子さん、ぜひこの特異なNPO法人の基本コンセプトを受け継いで、
また新しい独自の展開をと期待している。
法人の命は永遠なのである。