CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

昨日の続き

2018年08月23日 | JAZZ・FUSION
せっかくハービー・ハンコックのコロンビア・ソニー時代のボックス・セット引っ張り出したのに、ブロンソンの映画のサントラ一枚聴いてハイお終い!と言うのもチート寂しすぎるので、ちょっと他のCDも聴いて見た。

一枚目は、1979年の笠井紀美子のソロ・アルバム、Butterfly。


ハービー・ハンコックと笠井紀美子とのコラボ・アルバムで、ハービーが来日した際、ハービーのバンドをバックにハービーの曲にオリジナルの歌詞をつけて歌う企画だった。

当時の流行だったフュージョン系のファンキーなサウンドに乗せて日本人とは思えぬ英語の発音と歌唱力で歌い切る。

ただ個人的には繊細さよりも、少しばかりラフで且つ太さのある声を出して貰えばバッチリと思った。

二枚目は、ハービー率いるVSOPクインテットによる1977年の今は無き田園コロシアムでのライブ、Tempest In The Colosseum。




各人の個性爆発。それにハービーのアコースティック・ピアノとロン・カーターのウッド・ベースの響きが、これぞジャズって感じでいい仕事してます。

で三枚目は、キング・クリムゾンの1970年作のサード・アルバム、Lizardが不意に登場。




管楽器のメル・コリンズやピアノにはキース・ティペットとジャズ系のミュージシャンを起用しているが、Tempest In The Colosseumの聴いた後では、まあもちろん時代が違いもあるが、ここでの彼らの演奏ははどうしても控え目なものに聴こえてしまう。そしてロバート・フィリップの弾く、メロトロン、シンセそしてやアコギなどのクラッシック寄りのサウンドが返って際立って聴こえる気がする。