CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

プログレ祭り閉店ガラガラガラ〜!

2019年01月11日 | PROG ROCK
プログレ道を極める精神力もないヘタレなため、本日はもう少しリラックスして 聴けるアルバムを選んで見た。

2017年発売のリック・ウェイクマンのソロアルバム、Piano Portraits。


(なんと2枚組のLP!)

リックは多作で100枚ほどのソロ・アルバムをコンスタントに制作し続けてきたが、それらの売れ行きよかった時期は70年代まで、その後はほとんどがチャート・インしなかった。

金と時間の余裕のあるリック親衛隊の様なファンでないと、その全てのアルバムを所有する事は難度が高い。

かく言う私も彼の最後の購入したソロ・アルバムはA&Mレーベルからのソロ第5弾、1976年のNo Earthly Connectionまでだった。



そうこうしてるうちに、時は流れ再び手にした彼のアルバムがこれだった。

久々にイギリスでチャート・インし、なんと6位まで上り詰め復活を遂げた。

タイトルのPiano Portraits如く、ピアノ一台でリックが好む 、クラッシック、ポップ、ジャズからロックまで過去の名曲をカバーする内容。






もちろん収録された中で10CC のI’m Not In Loveの様に制作サイドからのゴリ押しもあった様な….

しかしながら、そんな裏話があったとしても、全体的に素晴らしい仕上がりだと思う。

リックの華麗なピアノは、あのエルトン・ジョンも通っていたロンドン王立アカデミー仕込み。

ただ当時彼のピアノ奏者としての腕は評価され、デビッド・ボウイー、ストローブス、その他のプロのレコーディング・セッションに参加していたことに関し、学校サイドもそれをよしと言う立場をではなかったことからアカデミーを中退したとか。

リックはビートルズがとても好きなのか、トリビュート・アルバムも出しているし本作でもLucy In The Sky With Diamond付きのHelpとEleanor Rigby の2曲を華麗にカバー。

さらにZepの天国への階段、ボウイーの初期の曲、Life On MarsとSpace Oddity(Life On Marsのカバーは初めて聴いた時は直ぐにボウイの曲とは気付かなかった)やホルストのI Vow To Thee My Countryもカバーして聴き処満載。

新年のスタートから心が洗われるってことで…