CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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Out Of The Blue まだまだ続く魔の補修? その7

2019年06月16日 | JAZZ・FUSION

2000円で買ったジャンクの中古スピーカー。

外から見ればそこそこの存在感はあるし、一応各スピーカー・ユニットからは音が出る。 

ただ、少し気になっていたことは長年の使用による経年劣化が原因でウーファのコーン紙がブヨブヨ。 

ネットの情報で墨汁をコーン紙に塗れば補強になるとのことで塗っては見たものの、ブヨブヨの最大の原因がコーン・キャップの接合部とエッジの接合部の辺りの両方に発生している経年劣化による強度の低下のようで、墨汁程度の塗布ではコーン紙の強度補修には不十分だった。 

何かいい方法はないかとネットで検索するも、通常コーン紙の劣化の場合は新しいものに交換するそうで、スピーカー修理の業者にお願いするのが一般的だそうだ。 

しかしながら、大枚をはたいてジャンクのスピーカーのコーン紙張り替えをするのも馬鹿馬鹿しいし、自身でコーン紙の張替えをする手先の器用さも持ち合わせていない。 

更にネットで何か情報はないかと調べてみると、ニスもしくは木工ボンドを水で希釈したものをコーン紙に塗布なんて記事を見かけた。 

今回の場合ブヨブヨのコーン紙の補強が主目的なので、木工ボンドで固めたほうが良いのではないかと… 

ビンテージ物の高級スピーカー・ユニットでもないし、駄目元の自己責任で木工ボンドを投入! 

片方のウーファのコーン紙はそれほど劣化していないが、バランスと取るため両方のユニットの表と裏に筆で塗り易いように水で希釈して全体に塗布。

(最初はコーン紙の内側に塗布して様子を見る)

(乾燥すると透明になる) 

(乾燥した状態)

(コーン・キャップ部分を除く全体に塗布し、乾燥した状態)

ボンドが乾くと、完全とは言えないがコーン紙のブヨブヨした状態はある程度解消された。 

何と無く低音が少しばかり出るような気が… 

まあ、この手法が改悪だったとしても少なくとも個人的にはコーン紙がブヨブヨな状態よりは精神衛生上良いではないかと…. 

本日は、補修後の低音の響きを味わうために、元ウエザー・レポートのメンバーであったジャコ・パストリアスが1976年に出したデビュー・ソロ・アルバム、Jaco Pastorius。

(本日はCDで鑑賞) 

ベーシストのリーダー・アルバムとなると、単調に陥りやすいと感じだが、ハービー・ハンコック 、ウエイン・ショーター、ブレッカー・ブラザーズ、ヒューバート・ロウズ他、凄腕大物ミュージシャンにサポートされてバラエティーに富んだ作品となって聴き飽きない。 

レコーディングが1975年と記載されているので、若干24歳の彼がこのレコーディング・セッションで10代から書き溜めていたとは思われない成熟した曲を当時としては革新的なベース奏法を披露したことになる。

スゲーの一言。