CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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海外で買ったCD達、その2

2020年12月12日 | Queen

英ロック・バンド、Queenの初ライブ盤と言えば1979年に出たLive Killers。

1978年7枚目のアルバム、Jazzを出した翌年のヨーロッパ・ツアーの模様を録音したもので、75年、76年そして79年の来日公演に行けなかったファンにとっては待望の初ライブ・アルバムとなった。

実はこのアルバムをオン・タイムでは買っていない。初期のアルバムを好むQueen原理主義者の私は、4作目のオペラ座の夜以降のアルバムに対してそれほど興味を示さなかったからである。

ただ、一体ライブではどんな音を出すのだろうかと興味はあったが、実際のオフィシャルの音源を手に入れたのはずっと後の2003年の2枚組CD(2001年のリマスター)として発売された時である。

アルバムに耳を傾けると、高速We Will Rock Youから始まって、曲間のフレディーのMCでピ〜と警告音が鳴り響き、期待したBohemian Rhapsodyのオペラ・パートはテープでの演奏、更にはライブ音源にところどころオーバー・ダブを加えるなど突っ込みどころ満載のライブ・アルバムだった。

まあ、あの重厚なオペラ・パートをバンド・メンバーたった4名で実演となるとまず不可能だし、また多少のオーバー・ダブも音を安定させるには必要だと思うけど、ライブ会場1箇所のみでの録音では無かったのだから少なくともピ〜と鳴った後付けの警告音は省くことが出来たのでないかと…

まさかフレディー、どこの会場でも警告音を後の編集で挿入しなきゃならない程の危ない語りをしてしまったのだろうか?

オォ〜っと、もう一つ突っ込みを忘れていた。

この2003年に海外で買った代物はちょうどその頃スタートしたEMIが開発したコピー・コントロールの機能を持つCCCD。

CCCDとは著作権を守るため音楽データの無断複製を阻止するため各音楽ソフト・メーカーがそれぞれの仕様で開発した商品だったが、再生装置を壊すとか音質が良くない(私の駄耳ではその判断がつかなかったが)などの不評も数多く寄せられたみたいで、結局その後数年でCCCDは消滅してしまうことに。

ただ実際の所、CCCDのことよく理解して不評が寄せらたのかどうかは定かではない。

何しろPlayback problems may be encountered on some equipmentという但し書きが既に曖昧だからである。