第1期ジェフ・ベック・グループ末期にバンドから脱退しロン・ウッドと共にスモール・フェイセズのメンバーと合体しフェイセズを結成。
並行してソロ活動も開始し、1971年の3枚目のソロ・アルバム、Every Picture Tells A Storyで大ブレイク。
全英・米のチャートでそれぞれ1位を獲得、またシングル・カットされたMaggie Mayも同様にそれぞれ1位に輝く。レコーディングにはフェイセズのメンバーも参加。
ハスキーでかつ圧倒的な歌唱力でパワフルなロック・ボーカルだけでなく出身地スコットランドの郷愁を誘うようなフォーキーな味わいもこなすバランスの取れた作品となった。
ただソロがあまりにも売れ過ぎてフェイセズの活動が少々疎かになったのと、レコード会社もセールス第一主義でロッドのソロ活動を優先しフェイセズがあたかもロッドのバック・バンドのような扱いになり、そのせいでベースのロニー・レーンがフェイセズから脱退したのは残念。
まあロッドと比べると確かに地味だけれど、結構味わいのある作品をバンドに提供していたと思うのだが…