1987年のアルバム、A Momentary Lapse Of Reason以来のピンク・フロイドの久々のスタジオ・アルバム、The Division Bell(対/TSUI)がでた。
デビッド・ギルモアのソロ・ギターを十二分に楽しめるし、キーボードのリチャード・ライトもバンドの正式メンバーに復帰し数曲の作曲に関わりまたボーカルも披露。
ロジャー・ウォーターがバンドから脱退して2作目のアルバムでもあり、肩の力も抜けたかな。またロジャーがいなくなった事でサウンドの翳りのようなものが薄らぎ随分明るく聴き易くなったような….
英米で同時にチャート1位になり、ロック・インスト部門でグラミー賞を獲得と絶好調。
70年代のフロイドの作品群に対してあった様な驚きは感じないけれど、安定のフロイドとして楽しめる。