4人組、CSN&Yの1970年のアルバム、 Deja Vuが成功を収めた後カルテットは一時解散し各自ソロ活動を開始。
それぞれ個性の強い4人組の中で何となく馬が合ったのか、クロスビーとナッシュが合体しデュオを結成し、1972年位デビュー・アルバム、そして1975年に第2弾のアルバム、Wind On The Waterを出す。
レコーディングのバックにはジェイムス・テイラーのバックを務めたザ・セクションのメンバー、ゲストにはジェイムス、キャロル・キングやデビッド・リンドレーらが参加と豪華なメンツが揃った。
スティルスやニールらと比べると派手さはない2人組だが、彼ららしい誠実に作り上げられた自作曲にいつもの爽やかなコーラスが乗っかり、バックもこれまた洗練された演奏を提供している。
ベトナム戦争終結によって大きなベクトルが消失し区切りがつき、新たな価値観を求めてなのか私的な作品に仕上がった好アルバムだと思う。
ただ個人的には、我が祖国は自然の恵みとして鯨油だけでなく余す所なく頂きもう長年の食文化になっているので、反捕鯨の歌は少々引っかかるね。
まあ英語で歌われているから、直接には響かないんだけれど…