80年代に大幅なメンバー・チェンジがあったイエス。その後新生イエスと旧メンバーによるABHWが合体し1991年にアルバム、Unionを出しツアーに出た。
その後ビクトリー・レーベルから80年代に出したアルバム、90125やBig Generatorの様なポップ色の強いアルバムを出して欲しいとのオファーがあったが、その路線とは相容れぬスティーブ・ハウとビル・ブルーフォードが脱退し、またリック・ウエイクマンもソロ活動のスケジュールの都合で不参加。
結局残りのメンバーで1994年に完成したアルバムがTalkだった。
このアルバムは、制作を主導したトレバー・ラビン色が強く出ていたり、元スーパー・トランプのロジャー・ボジソンと共作したWallも収録されたり(それまでカバー曲を除いては外部作家の手による作品はなかった)、またそれまでのロジャー・ディーン作のお馴染みイエス・ロゴからピーター・マックスの手書きによるシンプルなロゴに変わり色々話題を振りまいた。
ただ、従来の保守的なイエス・ファンからはポップ過ぎて方向性が違うとの事でそれほど歓迎されず、アルバムの売れ行きもあまり良くなかったそうな。
オイラとしては90年代のプログレとしてコレはコレであり!って感じで、前作Unionよりはよい印象が….
因みにジョンと仲がそれほど良くなかったらしいトレバーはこの後バンドを去る事に。
その割には旧オリジナル·メンバーが集まってイエスを再開させたり、2017年のLive At The Appoloでジョン、リックにトレバーの3人が揃い踏みと実のところ仲はそれほど悪くなさそうな…