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前作、ALL THE YOUNG DUDESのヒットにより、息を吹き返したMOTT THE HOOPLEは、翌年の1973年、6枚目のアルバム、THE MOTTを出し快進撃を続け、全英7位/全米35位とさらなる躍進を果たした。
UK盤のジャケット
アイランド/アトランティック時代、結構素晴らしいアルバムを制作したのにもかかわらずヒットはしなかった。レーベルを変えた途端急に売れるようになったのは何故なのか、非常に不思議に感じる。
このアルバムの一曲目のAll THE WAY FROM MEMPHISは、MOTT THE HOOPLEらしいロックナンバーで、自身のギターが、運送中間違って他の場所に送られてしまった事の顛末が歌詞の中心になっているが、サビの部分に急に有名になって少し戸惑っていたのか、自重気味のフレーズが興味を引く。
YOU LOOK LIKE A STAR BUT YOU’RE STILL ON THE DOLE(スターになったように見えるけど、まだ失業手当を受けている。)、YOU CLIMB UP THE MOUNTAINS AND YOU FALL DOWN THE HOLES(山に登った途端、穴に落ちる。)、 YOU’VE GOT TO STAY YOUNG, YOU CAN NEVER GROW OLD(若き青年であるべきだが、決して歳を取って成長しない。)とか YOU LOOK LIKE A STAR BUT YOU REALLY OUT ON PAROLE(スターになったように見えるけど、本当は刑務所から出所したばかり。)
今であれば、“心配しなくでください。大丈夫ですよ、売れてます。”と言ってあげれるのだが。
キーボードのヴァーデン・アレンがデモ制作段階で脱退し、4名となった。またのちにバッド・カンパニーでカバーされたれたREADY FOR LOVEを前作で作曲したミック・ラルフスもこのアルバムを最後に脱退しバッド・カンパニーのメンバーとなる。
Mott the Hoople - All the Way From Memphis
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