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ファースト・アルバムをリアルタイムで聴いてきた人にとっては、クイーンのピークはやっぱり、AT THE NIGHT AT THE OPERAではないだろうか…
そう思う人にとっては、クイーンの初期4作が肝となっていて、そのあたりのライブ音源が出てくるといても立っていられない。
私もそのクチで、2014年に出された、QUEEN II とSHEER HEART ATTACKのライブを収録したLIVE AT RAINBOW 74は、大盤振る舞いでスーパー・デラックス・エディションを購入してしまった。
それから、1年少し時が過ぎて、今年AT THE NIGHT AT THE OPERA 時のライブと称してA NIGHT AT THE ODEONなるものが登場した。
今回も同じようなスーパー・デラックス・エディションなるものが出たのであるが、同映像でDVDとBLUE RAYのディスクを各1枚ずつ収録という無駄なダブり、また、スーパー・デラックス・エディション限定と思っていた、BOHEMIAN RHAPSODYの12インチ・シングル盤が別売されることがわかり、輸入国内仕様盤で2万円以上、輸入盤でも約1万5千円もするこの商品を手にする価値は無いと考え、今回は、約3000円程度で輸入盤(CD+DVD)を入手してみた。
1975年11月15日から始まった最新アルバムのAT THE NIGHT AT THE OPERAと銘打ったツアーの、12月24日ロンドンのハマースミス・オデオン・シアターでのライブではあるが、このCDに関しては、新アルバムからはBOHEMIAN RHAPSODY だけである。
新曲1曲のみの公演だったのか、CDの収録容量の制限があり実際に演奏された新曲がカットされたのか、その辺りの事情はわからないが、これでは、LIVE AT RAINBOW 74のセット・リストとそう変わらない。
YOU’RE MY BEST FRIEND、39や LOVE OF MY LIFEなどの曲もあったのだからこれらをセット・リストに加えて欲しかったところ。
ハマースミス・オデオンの公演はLIVE ON BBC TV AND RADIOとなっていたこともあって、音質は悪くない。後年のアリーナ公演などと比べると会場規模が小さく、直で聴けばかなり迫力があったのでは。
また、映像は70年代の物だったことを考慮すると、TV用ということでまずまずの出来であるが、必ずしもBLUE RAYで見る必要性があるとは思わないのだが…
ファースト・アルバムをある評論家にコテンパンに叩かれて(と言っても、当時そのことを知るのは、セカンド・アルバムのライナー・ノートの記述からだが)その後もグループが存続しスーパー・スターの座に上り詰めた。
そしてオリジナル・メンバーが二人だけになった後も、3年前のロンドン・オリンピックの開会 ・閉会式に置いて主要な場面で演奏するとは、デビュー当時には誰も想像出来なかったであろう。
まさしく伝説のロックバンド
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