少年1:やっぱ、まずいよ。NO DICEにROXY MUSICのCOUNTRY LIFE2枚を一度に買うなんて。アルバイトでレジにいる綺麗なお姉さんにませたガキなんて軽蔑されちゃうかも。
少年2:今日はおじさんいないみたいだね。仕方がない、そこは堂々とROCK通の顔を作りさらっと買うしかねえな。それともNO DICEだけ買ってインパクトを落とすとか。
少年1:いや、ROXY MUSICのCOUNTRY LIFEだけは外せねーよ。なんせジャケ買いだからな。
少年2:そこかー やっぱ、ガチのませガキじゃん~
STRAIGHT UP は、ストレートの真っ直ぐという意味から派生し、 正直なとかシリアスな、もしくはくだけてガチという意味で使う。
前作NO DICEが1970年末頃に発売され、1971年1月に前作のプロデュースを受けたジェフ・エメリックとニューアルバムのレコーディングを開始する。
12曲が完成しアメリカツアーからの帰国後、 すでにシングルの発表が決定されていたにもかかわらず、アップルはシングルとアルバムの発売を再び拒否したのだ。それを見かねたジョージハリソンが手を差し伸べ、没テイクになった12曲から6曲を再録音し、新たに新曲を加えることでようやくレコーディングが再開された。
事は順調に運ぶかと思われたが、ジョージのシタールの師であったラビ・シャンカールから頼まれ、バングラデェシュのチャリティー・コンサートを開く事となり、その準備のため、ジョージのSTRAIGHT UPのプロデュースの作業は未完のまま終わってしまった。コンサート終了後、ジョージの後をトッド・ラングレンが引き継ぐ事となった。
コンサートにはジョージの要請でBADFINGERも客演した、と言ってもボブ・ティランの出演が決まり、後半はディラン中心のコンサートと変更され、彼らの唯一の見せ場はピート・ハムがアコースチック・ギターでジョージのHERE COMES SUNを後ろで伴奏したところぐらいであった。 もちろん大きなライブ・イベントに彼らが参加出来た経験は全く無駄とは言えないが、アルバム製作中にそれをやられるとやはり集中力は途切れるのではないか。
なんとなく、前作のNO DICE 制作の時と全く同じストーリーが繰り返されたような。
没になったテークは、売れるか売れないかは別にして、BADFINGERらしいシンプルなフォーク・ロックに仕上がっていたように思える。参考のため、NAME OF GAMEペーストしておく。このバージョンはジェフ・エメリックがプロデュースし、没になったバージョンをアル・クーパーがリミックスしている。ジェフ・エメリックのバージョンは少し古めかしいホーンのアレンジメントが強調されていたが、アルはそれらの音をひかえめにし、キーボードを加えて聴きやすいようにかえた。一方ジョージが再録した、正規版のNAME OF GAMEは全く違うアレンジで、曲の進行スピードも遅くしてありストリングスが強調されたものとなっている。私はアルの没テイクをベースにしたバージョンが好みである。
ジョージやビートルズ・フリークのトッド・ラングレンがプロデュース したことによって、バンドとの力関係から、当然の事ながらビートルズのサウンドに近いものになってしまったのは仕方のないことで、ジョージのプロデュースした楽曲は 、ビートルズというよりは、まさしく自身の アルバムALL THINGS MUST PASS 風(ジョージ+フィル・スペクター風)のようだ。
今回もいろいろと振り回されたBADFINGERだが、“ビートルズのような”という形容詞がいつも付きまとうのを、メンバーがどのように思っていたのか再び確認する術は今はない。
ピート・ハムが作曲したBABY BLUE、 NAME OF THE GAME やDAY AFTER DAY など素晴らしい楽曲が収録されいるので楽しめると思う。ちなみに、ジョージはDAY AFTER DAYのスライドは弾きたいと申し出て、ピートはそれを快諾し、ピートとジョージの2本 のオーバダブされたスライドを聴く事ができる。
少年1:仕方がない。今回はあきらめよう。だけど、せっかく来たのだから、1枚だけ買って、今日のところは,これで勘弁してやる。
プログレバンド、FLASHのセカンドアルバム。イエスもどきと言われるが、なかなかいい味出しています。
少年2:やっぱ、そこかー
Name of the Game - Badfinger [Al Kooper version]
Name Of The Game - Badfinger [George Harrison Version]
Day After Day - Badfinger
少年2:今日はおじさんいないみたいだね。仕方がない、そこは堂々とROCK通の顔を作りさらっと買うしかねえな。それともNO DICEだけ買ってインパクトを落とすとか。
少年1:いや、ROXY MUSICのCOUNTRY LIFEだけは外せねーよ。なんせジャケ買いだからな。
少年2:そこかー やっぱ、ガチのませガキじゃん~
STRAIGHT UP は、ストレートの真っ直ぐという意味から派生し、 正直なとかシリアスな、もしくはくだけてガチという意味で使う。
前作NO DICEが1970年末頃に発売され、1971年1月に前作のプロデュースを受けたジェフ・エメリックとニューアルバムのレコーディングを開始する。
12曲が完成しアメリカツアーからの帰国後、 すでにシングルの発表が決定されていたにもかかわらず、アップルはシングルとアルバムの発売を再び拒否したのだ。それを見かねたジョージハリソンが手を差し伸べ、没テイクになった12曲から6曲を再録音し、新たに新曲を加えることでようやくレコーディングが再開された。
事は順調に運ぶかと思われたが、ジョージのシタールの師であったラビ・シャンカールから頼まれ、バングラデェシュのチャリティー・コンサートを開く事となり、その準備のため、ジョージのSTRAIGHT UPのプロデュースの作業は未完のまま終わってしまった。コンサート終了後、ジョージの後をトッド・ラングレンが引き継ぐ事となった。
コンサートにはジョージの要請でBADFINGERも客演した、と言ってもボブ・ティランの出演が決まり、後半はディラン中心のコンサートと変更され、彼らの唯一の見せ場はピート・ハムがアコースチック・ギターでジョージのHERE COMES SUNを後ろで伴奏したところぐらいであった。 もちろん大きなライブ・イベントに彼らが参加出来た経験は全く無駄とは言えないが、アルバム製作中にそれをやられるとやはり集中力は途切れるのではないか。
なんとなく、前作のNO DICE 制作の時と全く同じストーリーが繰り返されたような。
没になったテークは、売れるか売れないかは別にして、BADFINGERらしいシンプルなフォーク・ロックに仕上がっていたように思える。参考のため、NAME OF GAMEペーストしておく。このバージョンはジェフ・エメリックがプロデュースし、没になったバージョンをアル・クーパーがリミックスしている。ジェフ・エメリックのバージョンは少し古めかしいホーンのアレンジメントが強調されていたが、アルはそれらの音をひかえめにし、キーボードを加えて聴きやすいようにかえた。一方ジョージが再録した、正規版のNAME OF GAMEは全く違うアレンジで、曲の進行スピードも遅くしてありストリングスが強調されたものとなっている。私はアルの没テイクをベースにしたバージョンが好みである。
ジョージやビートルズ・フリークのトッド・ラングレンがプロデュース したことによって、バンドとの力関係から、当然の事ながらビートルズのサウンドに近いものになってしまったのは仕方のないことで、ジョージのプロデュースした楽曲は 、ビートルズというよりは、まさしく自身の アルバムALL THINGS MUST PASS 風(ジョージ+フィル・スペクター風)のようだ。
今回もいろいろと振り回されたBADFINGERだが、“ビートルズのような”という形容詞がいつも付きまとうのを、メンバーがどのように思っていたのか再び確認する術は今はない。
ピート・ハムが作曲したBABY BLUE、 NAME OF THE GAME やDAY AFTER DAY など素晴らしい楽曲が収録されいるので楽しめると思う。ちなみに、ジョージはDAY AFTER DAYのスライドは弾きたいと申し出て、ピートはそれを快諾し、ピートとジョージの2本 のオーバダブされたスライドを聴く事ができる。
少年1:仕方がない。今回はあきらめよう。だけど、せっかく来たのだから、1枚だけ買って、今日のところは,これで勘弁してやる。
プログレバンド、FLASHのセカンドアルバム。イエスもどきと言われるが、なかなかいい味出しています。
少年2:やっぱ、そこかー
Name of the Game - Badfinger [Al Kooper version]
Name Of The Game - Badfinger [George Harrison Version]
Day After Day - Badfinger
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