ネット・サーフィンしていると元ムーディー・ブルースでキーボードを弾いていたマイク・ピンダー氏がつい先日亡くなられたことを伝えるニュースが目に止まる。
メンバー・チェンジを行い新生ムーディー・ブルースが誕生し7枚のスタジオ・アルバムを出してしばし安息の日を経て各自がソロ・アルバム制作に邁進した後、1978年メンバー全員が再度集結し新作、Octaveの制作。ただマイクは更なるバンド活動に乗り気ではなくなってしまい遂にバンドから脱退。
その後キーボードにイエスを解雇されたパトリック・モラーツをリクルートしたり、レギュラーのキーボーディストを置かない形での活動がなされてきた。
マイクがバンドから脱退して26年ほど経つが, ムーディー・ブルースが世界一小さなオーケストラと形容されたのは、彼がバンドにメロトロンを導入した故であり、脱退したとは言えバンドにとっては掛け替えのないメンバーだったのは間違いない。
その彼の功績を讃え、本日は1972年のアルバム、Seventh Sojournでも聴いてみることに。
(朽ち果ててしまった枯れ枝のそばに、新しい生命の息吹が.... 未来はそう捨てたものではないのかも?)
このアルバムにはマイクの作品2曲、Lost In A Lost WorldとWhen You’re A Free Manが収録されていて、マイクの奏でるメロトロンが印象的なバラードである。
ちなみに当時のムーディー・ブルースの5人のメンバーのうち、マイク以外にレイ・トーマスとグレアム・エッジとマイク、さらに初期のメンバーだった元ウィングスのデニー・レインやベースのクリント・ワーウィックらも既に鬼籍に入ってしまった。
光陰矢の如しってよく言われるけれど、70年代の楽しかった頃はあっという間に過ぎ去り、歯磨きの際洗面所の鏡に映る浦島太郎の物語の如くあっという間にオジンになってしまったオイラを見てその諺を改めて実感する。
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