70年代になってからそれまで隆盛を誇っていたハード・ロックやプログレ・ロックの人気も一段落し、新たな方向性を模索した新しいバンドが登場し始めた。
それがグラマラス(魅力的な)をもじったグラム・ロック。デビッド・ボウイー、T.Rexやロキシー・ミュージックなど音楽性はもとより見た目のインパクトも意識したミュージシャンが一般的な認識だが、広義的にはそれまでにないグルーブ感のあるビートやポップなメロディーを主体としたサウンドが持ち味のバンドなども含まれる。
1974年にデビュー・アルバム、Axe Victimから1978年の最後のアルバム、Drastic Plastic迄計5枚のスタジオ盤と1枚のライブ盤出し、その後解散したBe Bop Deluxeも広義のグラム・ロック・バンドに当てはまるのではないかと思う。
その彼らの活動の軌跡を簡単に辿るためには、1990年に出たベスト盤CDがいいかも。
Be Bop Deluxeはギターと全ての作詞・作曲を担当したビル・ネルソンのワンマン・バンドではあるがライブも彼にとって重要な活動であるためバンドを結成。
初期のスタイルはギター中心の70年代ニュー・ポップ・サウンドであるが、最終作Drastic Plasticの頃にはキーボードの音色が全面に出てきて80年代のテクノ・ニュー・ウェイブへのブリッジとなる役割を果たしたと思う。
9曲目にエキゾチックなサウンドのJapanって曲あるけれど、70年代当時は知日派以外は欧米では日本の印象を中国と一緒くたにしていたんだろうね。
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