1969年彼らの通算4枚目のアルバムは2枚組大作、Ummagummaが登場。
当時の活動の現状を示すライブ・パートとメンバー皆さんの我儘お聴きしますって感じの4人4様自由度100%のソロとでも言える作品を収めたスタジオ・パートから成る。
1960年代の末ごろは、ロック、ジャズそしてクラシックを融合させたクリムゾン、ハード・ロック仕立てのブルースを演じたレッド・ツェッペリンらが続々登場でニュー・ロックなんて言葉が生まれた時代。
当時のリスナーは次の新たな10年の幕開けに相応しい更なる進化を求め、今まで聴いた事のないこの実験的なサウンド満載のアルバムもプログレ発祥の地イギリスでは歓迎されたのだろう。(日本ではあまり売れなかった様だが、イギリスではチャート5位に食い込み大健闘)
今改めてこのアルバムを聴けば、ライブ・パートは既出曲からの選曲なのでさほどの驚きはなく“らしさ”が溢れる演奏で、2枚目のスタジオ録音はデヴィッド・ギルモア制作のフロイド風バンド・サウンドのパートを除けばちょっと前衛的でコアなファンでない限り何度もリピートしないだろうと思ったり…
ロジャー・ウォーター作のサウンドコラージュ、Several Species Of Small Furry Animals Gathered Together In A Cave And Grooving With A Pict聴いているとジョンのRevolution No.9の方が個人的にはなんだか良く思えてくるのだが... むむ〜
(ライブするぞ〜! えっ! 畑のど真ん中で? まあ、“らしい”と言えば“らしい”けど...)
それでも今日だけでライブ・パート3回繰り返し、スタジオ・パートは2周目突入と結構聴いたね。
これでオイラもフロイド通!
ちょっと薄っぺらい気はするけどね。