気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

海岸に鳥たちの食堂が

2024年02月01日 | カモ 2023年秋~

潮が引くとコンクリート製の建造物が海岸に出現します
そこは鳥たちにとって格好の餌場になっています
潮が引き始めると近隣からわらわらと鳥たちが集まってきます
カモやオオバンは、海藻をむしり取って食べます
カモメたちのお目当ては、海藻の間に潜む小さなカニなど魚介類のようです






一番数が多いのはヒドリガモ そこにオナガガモ、オカヨシガモが少数参加
ユリカモメたちは、休憩を兼ねて何か魚介類が見つかれば儲けもの、といった風情です。




海岸から海中へと続く細長いコンクリート製の建造物
漁港の端にあるので、舟の係留等に使われていたのでしょうか?







カモたちは競うようにもりもりと海藻を食べています。


今日も最後まで見て下さってありがとうございました。
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海岸のヒドリガモ

2024年01月31日 | カモ 2023年秋~

地域の海岸で越冬中のヒドリガモ (緋鳥鴨)の群
すでに何組もカップルが成立しているようです

泳ぐのもいっしょ、お食事もいっしょ
潮位が下がると、岩場や船曳所についた海藻をムシャムシャ











別のカップルが飛んできました。





目指すのは、海藻がたくさん生えているコンクリ―の建造物
食べ物が豊富なのでいろいろな種類の鳥たちも集まっています。


次回は、この人気の餌場の様子を紹介する予定です。


ヒドリガモ (緋鳥鴨) Eurasian Wigeon 全長約50cm
カモ目カモ科マガモ属


◆生態図鑑 ヒドリガモ バードリサーチニュース
https://db3.bird-research.jp/news/201601-no3/



今日も最後まで見て下さってありがとうございました。
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ハシビロガモ♂ サブエクリプス

2024年01月17日 | カモ 2023年秋~

ハシビロガモ(嘴広鴨)雄♂はエクリプスから生殖羽に換わる途中、
エクリプス羽とも生殖羽とも異なる羽衣が一部に現れることが知られています
この状態はサブエクリプス、サプリメンタリーと呼ばれます

(エクリプス=カモ類の雄♂が繁殖期の終盤から、雌♀のような地味で目立たない羽衣に変わった状態)
参考:「日本のカモ識別図鑑」
今回掲載のハシビロカモは「日本のカモ識別図鑑」サブエクリプス解説イラストに近い状態です



ハシビロガモ♂ 繁殖羽








ハシビロガモ♀


ハシビロガモのメスは、光彩が茶色い点などでオスと見分けられます。




ハシビロガモ(嘴広鴨)Shoveler 全長  ♀約43cm  ♂約50cm
カモ目カモ科マガモ属


◆ハシビロガモ e-bird
https://ebird.org/species/norsho?siteLanguage=ja


今日も最後まで見て下さってありがとうございました。
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マガモ カモの代表格

2024年01月12日 | カモ 2023年秋~

マガモ(真鴨)は鴨の代名詞のような存在
世界的にも広域に分布しているおなじみのカモです
「かもとり ごんべえ」の絵本の挿絵に登場するのもマガモが多いですね

「どこにでもいる」せいかカメラマンの間では人気薄ですが
光の加減によって変化する羽色は実に美しく見応えがあります



















マガモ(真鴨)Mallard  全長約60㎝
カモ目カモ科マガモ属



◆マガモ e-Bird
https://ebird.org/species/mallar3?siteLanguage=ja



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マガモ+カルガモ交雑個体

2024年01月09日 | カモ 2023年秋~

カルガモ(軽鴨)の一団の中に、ちょっと風変わりな一羽が混じっていました
頭部に緑色、クチバシの黄色 マガモ(真鴨)との交雑個体のようです
尾羽の先がくるんとカールしているのもマガモの特徴です




右側からは頭部に緑は見えません。


カルガモに混じって平然と泳いでいました。
まわりのカルガモも特に気にしている様子はありませんでした。



普通のカルガモ


交雑個体に比べると頭部や首がかなり白っぽいですね。




こちらの個体もパッと見にはカルガモのようですが、マガモとの交雑のようです。
↑ 上の写真と比べると首元や頭部の赤みが強いことがわかります。





カルガモ(軽鴨) Eastern spot-billed duck 全長約61cm
カモ目カモ科マガモ属



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ぐるぐる回って食事 ハシビロガモ

2024年01月06日 | カモ 2023年秋~

独特な形のクチバシを持つハシビロガモ(嘴広鴨)採食方法もユニーク
群で円を描くようにぐるぐると泳いで渦をつくり
水中からプランクトンなどを浮き上がらせて採食します

平たく幅の広いクチバシを水面につけて水といっしょに食物を吸い込み、
食物だけを濾し取って水を吐き出していきます








群の数が多いほど大きくて勢いのある渦が出来て水底から上昇水流が発生します。
撮影時も見る見るうちにカモの数が増えて50羽超えのハシビロガモが円を描いて回り出しました。
円舞の発生に気づいて、遠くから飛んで来て輪に加わるカモも見られました。







ハシビロガモの幅の広いクチバシは プランクトンを漉しとって食べやすい形になっています。
クチバシの内側の縁には「板歯」(ばんし)と呼ばれるブラシ状のヒゲがびっしり生えています。









ハシビロガモ(嘴広鴨)Shoveler 全長  ♀約43cm  ♂約50cm
カモ目カモ科マガモ属


◆ハシビロガモのぐるぐるタイム
https://www.youtube.com/watch?v=e0i72hRNU1c


今日も最後まで見て下さってありがとうございました。


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カワアイサ 謎の爆走!

2023年12月31日 | カモ 2023年秋~

広大な溜池で今季初のカワアイサ(川秋沙)発見! 雄♂×2羽
岸から遠い池の真ん中を泳ぐ姿を撮っていると、突然、一羽が猛烈な勢いで水面を走り始めました
いったい何ごと?? シャッタースピードを上げる間もなく、カメラを振ってカワアイサを連写

飛び立ち前の助走でしょうか? それにしては不自然なほど水面走りは長く続きます




あれ?何か別の鳥を追いかけている!?




前方を水面走りしていたミコアイサ雄♂に追いつき!追い越し!
カワアイサの爆走は勢いを増すばかり!





加速して ついにふわっと体が浮きました






水面に浮いた身体を滑空させて カワアイサは少し先に着水
いったい何が目的で走っていたのでしょう?


元来た方へと向きを変えて
カワアイサは仲間の待つ池の中心へゆうゆうと泳いで行きました。


一部始終を見ていた限りでは ミコアイサに対して「俺の方が速い!」と見せつけたような場面でした。
真実はわかりませんが、あれこれ想像を巡らせています。野鳥観察はこれだから面白い!




カワアイサ(川秋沙)Common Merganser  全長:♂70cm ♀60cm
カモ目カモ科ウミアイサ属

ミコアイサ(巫女秋沙) Smew 全長約43cm
カモ目カモ科アイサ属


◆カワアイサ - e-Bird
https://ebird.org/species/commer?siteLanguage=ja


今年も一年間ブログを続けることができました。
これもひとえにコメントや訪問して下さるみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
みなさまもどうぞ良いお年をお迎えください。

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ハシビロガモも当たり年?

2023年12月24日 | カモ 2023年秋~

シャベルのように平たく幅広いクチバシが特徴のハシビロガモ(嘴広鴨)
今季も地域の溜池や公園の池にたくさん飛来しています
昨年と同じ群なのか あまり人を恐れず岸辺近くまで寄ってきます
おかげでユニークなお顔を堪能できます







偶然なのか大胆なのか 近くに来てくれるのはメスが多いですが、
雄も時おり 様子をうかがうかのように寄ってきます。














ハシビロガモ(嘴広鴨)Shoveler 全長  ♀約43cm  ♂約50cm
カモ目カモ科マガモ属


◆野鳥画家 神戸宇考(ごうどうたか)さん ハシビロガモを観に行こう
https://vanguardbirding.blogspot.com/2015/12/42.html



今日はクリスマスイブですね。
我が家は特別なこともなく普段通りの日曜の夕食
ケーキもチキンもありません。

一日でも早く戦火や爆撃のない夜が地球に訪れますように…

今日も最後まで見て下さってありがとうございました。
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ヨシガモ ♂

2023年12月19日 | カモ 2023年秋~

地域の溜池に滞在中のヨシガモ(葦鴨)

エクリプスの羽衣を残すものもいますが
雄♂たちは日毎に美しい繁殖羽に変わっていきます















ヨシガモ(葦鴨) Falcated duck 全長約48㎝
カモ属カモ科マガモ属


◆ヨシガモ e-Bird
https://ebird.org/species/falduc?siteLanguage=ja
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まどろむ ヨシガモ

2023年12月16日 | カモ 2023年秋~

江戸橋やつい人馴れて浮寝鳥   小林一茶

「浮寝鳥(うきねどり)」は、カモがぷかぷかと水に浮きながら寝ている様を指す冬の季語
一茶が句に詠んだように、淡水鴨の多くは基本的に夜行性で昼間はほぼ寝ています
公園など餌付けされている場所では昼間も活動しているカモを観ることが多いので
「カモが夜行性」だということは 一般的にはあまり知られていないようです



この溜池は滞在中のヨシガモたちは 日中は顔を羽にうずめてまどろんでいました



雌のヨシガモの顔をとりたかったのですが
ついぞ顔を見せてくれませんでした。




ぐっすり眠っているかに見えて、実際は周囲に対する警戒を怠りません。



ヨシガモ(葦鴨) Falcated duck 全長約48㎝
カモ属カモ科マガモ属


◆ヨシガモ e-Bird
https://ebird.org/species/falduc?siteLanguage=ja

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キンクロハジロ ホシハジロ

2023年12月13日 | カモ 2023年秋~

潜水鴨のキンクロハジロ(金黒羽白) おとぼけ顔に寝ぐせ頭
感情の読み取れないひょうきんな顔つきをしていますね
「キンちゃん」と親しみを込めて呼ぶ鳥好きさんも多いです




瞬膜が閉じると、金色の目が猫の目のように









キンクロハジロ(金黒羽白)Tufted duck 全長約45㎝
カモ目カモ科ハジロ属 

◆e-Bird キンクロハジロ
https://ebird.org/species/tufduc/



同じく潜水鴨のホシハジロ(星羽白)





ホシハジロ(星羽白) Common pochard  全長48㎝(オス)43cm(メス)
カモ目カモ科スズガモ属


◆e-Bird ホシハジロ
https://ebird.org/species/compoc/


ヒドリガモのオスとメス
二羽ともお腹にヒシの実をつけています。
こうして鳥に運ばれて、菱は他の池にも分布を広げていくのでしょうね。







今日も最後まで見て下さってありがとうございました。

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ヨシガモ♂ 鴨界の貴公子

2023年12月11日 | カモ 2023年秋~

ヨシガモ(葦鴨)の雄♂  日を追うごとに美しさを増していきます
カモ類のオスは繁殖期に競い合うごとく華やかな羽衣に変わっていきます
中でもヨシガモは屈指の美麗さ! カモ界の貴公子と呼びたくなります













ヨシガモ(葦鴨) Falcated duck 全長約48㎝
カモ属カモ科マガモ属


◆ヨシガモ e-Bird
https://ebird.org/species/falduc?siteLanguage=ja



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ヨシガモ&オカヨシガモ

2023年12月10日 | カモ 2023年秋~

オカヨシガモ(丘葦鴨)の群とヨシガモ(葦鴨) の群 
両種が滞在中のこの池は、水面採食のカモの食べ物の藻類が豊富な環境です

「オカヨシガモの名はヨシガモよりも丘(陸)側に多いことに由来」という説がありますが
私の経験では、オカヨシガモは海岸部でも見かけますが
ヨシガモは淡水域でしか見たことがなく、いまひとつピンとこない説ではあります















オカヨシガモ(丘葦鴨)Gadwall 全長約50cm
カモ目カモ科マガモ属

ヨシガモ(葦鴨) Falcated duck 全長約48㎝
カモ属カモ科マガモ属


◆オカヨシガモ×ヨシガモの雑種 e-Bird
https://ebird.org/species/x00369?siteLanguage=ja

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オカヨシガモ 渋い装い

2023年12月09日 | カモ 2023年秋~

オカヨシガモ(丘葦鴨)♂は茶褐色と黒白を基調にした上品な羽色です

胸元の小紋も粋で 洒落た大人の装いを思わせます
こんなカラーコーディネイトをしてみたいものです














オカヨシガモ(丘葦鴨)Gadwall 全長約50cm
カモ目カモ科マガモ属


今日も最後まで見て下さってありがとうございました。

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ハシビロガモ♂ずんずんずん

2023年12月08日 | カモ 2023年秋~
 
ハシビロガモ(嘴広鴨)のオスがこちらに向かって泳いできます

ずんずん ずんずん 近づいてきます
その迫力ある顔つきに目が釘付け!
好きなカモなので、思わず連写してしまいました




ザバァ! 大きなクチバシで水をかきわけた!
水面からプランクトンをこしとって食べるのか?と思ったのですが~
そんな様子もなく・・・?












磨きたての革靴みたいにツヤツヤしたクチバシを誇示するかのよう。
いったい何をしに寄ってきたのでしょう?
まるで「写真を撮ってよ!」と言わんばかりの行動でした。
そんなわけ、ないのでしょうが、野鳥との接近遭遇はいつもアメイジング!



ハシビロガモ(嘴広鴨)Shoveler 全長  ♀約43cm  ♂約50cm
カモ目カモ科マガモ属


◆野鳥画家 神戸宇考(ごうどうたか)さん ハシビロガモを観に行こう
https://vanguardbirding.blogspot.com/2015/12/42.html


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