まずは近所の水路に水浴びにきたキセキレイ(黄鶺鴒)
撮影したのはまだ桜が咲き出す前の三月でした。
今ごろは山間部に移動して繁殖活動を始めていることでしょう。
男女二柱の神イザナギとイザナミが天から降臨
日本の国を産みだそうにもやり方がわかりませんでした。
二神は石の上で契りをかわすセキレイのつがいの行動から
夫婦和合の方法を知り次々と子(=日本列島や神)を産んだと『日本書紀』には記されています。
日本列島の中で最初に生まれたとされる淡路島、現南あわじ市にある「おのころ島神社」には
イザナギ・イザナミの二神を導いたセキレイが乗った「鶺鴒石」が祀られています。
撮影したのはまだ桜が咲き出す前の三月でした。
今ごろは山間部に移動して繁殖活動を始めていることでしょう。
男女二柱の神イザナギとイザナミが天から降臨
日本の国を産みだそうにもやり方がわかりませんでした。
二神は石の上で契りをかわすセキレイのつがいの行動から
夫婦和合の方法を知り次々と子(=日本列島や神)を産んだと『日本書紀』には記されています。
日本列島の中で最初に生まれたとされる淡路島、現南あわじ市にある「おのころ島神社」には
イザナギ・イザナミの二神を導いたセキレイが乗った「鶺鴒石」が祀られています。
おのころ島神社のHPの記載によると~
「伊弉諾命・伊弉册命の二神様は、正殿前にあるこの石の上につがいの鶺鴒が止まり夫婦の契りを交わしている姿を見て、
夫婦の道を開かれ御子様をお生みになられました」とのことです。
その伝承から鶺鴒石は、縁結びや絆を深めるご利益があるとされています。
◆おのころ島神社 鶺鴒石
https://www.freedom.ne.jp/onokoro/onokoro/sekireiisi.htm
鶺鴒石の脇に掲示された案内状にはキセキレイが描かれていました。
現代のおのころ島神社のある場所は南あわじ市の市内で、キセキレイの繁殖に適しているとは言いかねますが、
神代の昔には、そのような自然豊かな土地であったのかもしれませんね?
日本列島創成の際、イザナギ、イザナミの二神に夫婦の交合を教えたと伝えられるセキレイは
日本固有種のセグロセキレイ(背黒鶺鴒)ではないか?との説もあります。
セグロセキレイ(背黒鶺鴒)
現在、ほぼ日本全国で観られるハクセキレイ(白鶺鴒)
かつては北の地域で繁殖し本州では冬鳥だったそうです。
九州まで分布が広がったのは1970年代以降の事なので、鶺鴒石の主役候補からは外して良さそうです。
キセキレイ(黄鶺鴒)Grey Wagtail 全長約20㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属
セグロセキレイ(背黒鶺鴒)Japanese Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属
ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属
身近なセキレイにも思いがけず壮大な伝説が秘められているというお話でした。
いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。
セキレイにそんな伝説があったなんて知りませんでした。何故数多くいる鳥の中でセキレイだったのかも不思議ですね。
赤い縄と白い縄も面白いですね。縁結びの御利益があるという神社はたくさんありますが、
夫婦(恋人も?)の絆を深めたい人の為にもあるなんて初めて見ました。
淡路島のおのころ島神社、赤い大鳥居が遠くからでも目につきます。
でも、こんもりした杜の本殿は「え??」と驚くくらいこじんまりとしています。
さらに驚くのがお守りの数と種類です。HPでも観られるのですが社務所の売り場で目移りして決められないほどでした。
夫婦の絆、確かに珍しいですよね。夫婦仲良くのお守りを買ったのですが、刺繍はセキレイではなくオシドリでした(笑)
セキレイの仲間はみな
顔がシュッとしていて凛々しいですね。
キセキレイはあまり見かけないですが
ハクセキイは良く見かけます。
いつもコメントをいただきありがとうございます。
セキレイは、細身でスタイリッシュな羽色ですよね。
ハクセキレイは、コンビニやスーパーの駐車場でも飛び回っています。
車に轢かれないかとハラハラして観ています。
鶺鴒石のセキレイの種類は明確ではないようですね。
縁結びや絆にかかわる縁起のいい石がセキレイに関係してるのも珍しいですね。
セキレイ3兄弟の中では、やっぱりキセキレイかな!!
この時期が一番綺麗かも??
どの子も今は子育てに忙しそうですね。
鶺鴒石の主役、キセキレイは見た目もは華やかなので一般受けしそうですよね。
それほど古くから日本にいて親しまれてきた鳥なのでしょうか。
「セキレイが尾羽を上下に振る動きで2神はピンときた」と記述された文献もあるようです。
GW頃には、セキレイに巣立ち雛の愛らしい姿も観られるでしょうか…