野菜と花を育て美を眺め食を楽しむ
月桂樹
我が家には月桂樹の木があり、料理の時はよく使います。
月桂樹は、クスノキ科の常緑高木。地中海沿岸原産。雌雄異株。葉に芳香があって古代から用いられた。
ギリシャ神話のアポロンとダフネの物語に由来し、ギリシャやローマ時代から神聖視された樹木の一つ。古代ギリシアでは葉のついた若枝を編んで「月桂冠」とし、勝利と栄光のシンボルとして勝者や優秀な者達、そして大詩人の頭に被せた。特に月桂冠を得た詩人は桂冠詩人と呼ばれる。
葉にはシネオールと呼ばれる芳香成分が含まれ、葉を乾燥させたものをローリエと呼び、香辛料として広く流通している。
葉には強いアルコール吸収抑制活性が認められる。その活性本体は、α-メチレン-γ-ブチロラクトン構造を有するコスチュノリドなどのサポニンであるセスキテルペン類であり、その作用機序として、胃液分泌の亢進や胃排出能抑制作用などが関与している。
ローリエは以下のような効用があるとされる。
水はけの良い土を選び、日当たりの良い場所で育てる。枝が伸びやすいので、適度に漉かして内側の風通しや日当たりを良くしておく。これにより、病害虫の発生も抑えることができる。乾燥にも強く、枯れたように見えた場合でもバケツなどに水をはって一晩漬けてから土に植え替えることで新芽が出る。
*新玉ねぎ丸ごとスープ
*新玉葱の自然の甘みと旨みを楽しもう。
月桂樹を使った料理
① 小さめの玉葱9~10個、薄皮をむき鍋に入れ、上からオリーブ油大匙3・ローリエ(月桂樹)2枚・コンソメスープの素2個・こぶ茶小さじ2~3杯を入れ、玉葱が浸かる位の水を入れ20分炊き、発泡スチロールの箱に鍋ごと入れ、2~3時間保温。
② 大麦50gを10分間くらい水に浸け、柔らかく煮て水切りして、①の鍋に入れ、温め直して、こぶ茶で味を整え出来上がり。
昨年のブログ
*オクラ入りキーマカレー
*簡単に出来、作ってすぐ食べられる。オクラを使うと粘りが出て美味しい。
キーマカレーのキーマとは、ヒンディー語で細切れ肉またはひき肉を意味する。
おもに山羊のひき肉と、タマネギやニンジンなどの野菜をみじん切りしたものを炒め、香辛料と塩を加え、少量の水(またはトマト)を煮込んで作る。インドではヒンドゥー教やイスラームの食の禁忌により、山羊肉または鶏肉を使ったキーマカレーがほとんどで牛肉・豚肉を使ったキーマカレーは少数派である。
日本ではじめて鶏肉を使ったキーマカレーを出したのは、1954年創業のインド料理店アジャンタといわれている。当時日本ではマトン肉が入手しにくく、その代用としてであった。
① 人参をサイコロに切った物・玉葱・ひき肉をサラダ油で炒め、塩・胡椒で味付けける。
② 柔らかくなれば細かく切った、ピーマン・オクラ・カレー粉を入れ煮て出来上がり。
*野菜は季節のジャガイモ、カボチャやズッキニー等なんでも良い