問題解決の秘訣

2010年01月07日 | 仕事 -

この数日、いや・・・もっと長い間にわたって “くすぶっていたこと”――
それが、一昨日の夜に、ビックバーンのように、火を吹いた!!

緊急事態発生! トラブルだ!!
私の心の中で、警報機がけたたましく、鳴り響いた!!


問題解決に向かって、ただ自分の能力の限り、一生懸命に連絡をとって交渉し、
手をつくすだけの時間が過ぎた。

しかし、最終的には・・・その深夜のことだが・・・無常な「現実」だと悟った。

私は非常に忙しくしていたので、短時間で「腹をくくること」ができた。
翌日の昼には、かなり鮮烈な姿勢を打ち出すことをしていた。
「うやむやにしてはいけない」、「これに、なしくずしに従ってはいけない」、
そういうストレートな気持ちが、私の決意を固めさせてくれた。

スピード社会である昨今、とろとろしていては、タイミングを逃してしまう。



プロジェクトのイニシアチブをとっていたりすると、何かが起きたときに、
責任と重圧が、私一人に迫ってくる。

今回もそうである。
自分の過失でもないのに、驚愕の事実と、その理不尽さに世の不条理を感じた。
だからこそ、それがあまりにも、不道徳であり、ひどかったので・・・・
容易に「覚悟をきめる」ことができたし、仕事関係者に対しては非常なまでに
強固な我が意志を(やわらかく優しく)伝えることができた。
「自分が間違っていない」という確信があったから、できたことである。

率直に言うと、私の発言内容とその姿勢には、強い決意があって、その背景には
大きなリスクを背負っていた。
でも「それでも良い」と私は思い、穏やかに「腹をくくる」ことができた。
当時の私の心の中に、迷いは微塵もなかった。
それだけ、リスクを回避するよりも、自分の信念を貫く道を選択したかったのだ。



今日になって・・・結果は、思わぬ方向へと流れていった。
すべてとは言えずとも、ほとんどが私の願った道へと、行ったのである。
大いなる現実を露呈させてしまったが、“事”の現況である個人や関係性が、
より明白になることとなった・・・。
それも、他社の大企業とうたわれる(誰もが知っている)会社の問題がである。


今日・・・私は、本当に、嬉しかった・・・。

仕事に関しては、バックボーンもなく、ただ自分の力だけで生き抜いてきた私は、
極限まで追い詰められると「こういう際どい“潔さ”」が出てくるようである。
正社員ではないし、守るものもないし、私自身の価値観は明確だからだろう。
一人の人の「腹のくくり方」が、全てのネットワーク全体の仕組みを揺り動かし、
結局は、「謝罪」と「前向きな未来への対話」を勝ち取ることができた。


清清しい気分だ! この気持ちをどのように表したらよいのだろう。


リスクを見極めることも、全体像を把握することも、意志の伝え方も・・・
今振り返ると、すべてが大事な難関の一つ一つだったように感じる。
でも、一番大きな影響を与えてくれたのは、これまでの「経験」である。
仕事だけではなく、「生き方」にも関わってくるような「価値観」が現出して、
私の中で一時期だけは、壮絶な“ひともんちゃく”はあったけれども・・・
結論は、かなり早い段階で出ていた。
というよりも、私は「そうしたかった!」
そう感じた自分の意思(決意)を、尊重しただけのことである。

しかし、それらが影響し、ちょっとした勇気によって腹をくくったことで、
私が手にしたものは・・・非常に大きいような印象がしている。
今だからこそ、こういう結果になったからこそ、言えることかも知れないが、
後悔は全くしていない。
おそらく、悪い結果になったとしても、後悔はしなかっただろう。
その現実が、今の社会の病巣として、素直に受け容れられたと感じる。


明日から、まだまだ超えなければならない山はあれども・・・とにかく・・・
自分に、「ありがとう」と言いたい数日だった。