人の気持ちの重さ、質感、ニュアンスなどは、他人と同じになることはない。
コンセンサスを丁寧にとって、限りなく近づけることは可能かもしれないが・・・
それには「相当の時間」や「諦めない覚悟」が必要になってくる。
並大抵のことではない。
打合せ一つにしても、決めておいた日程を 簡単にリスケする人もいる。
それについての具体的な例として、数年前のことだが・・・・
タイマイキンが稼げる仕事を依頼されたが、それを断わって、早くから空けていた日程を、
何事もないかのように、簡単にメール一本でキャンセルされたことがある。
そんなことは日常的によくあることだ。
個々の、スケジュール管理能力や、約束したことに対する意識の違いである。
自分の心根が、熱気球のように大きく膨らんで、今にも空に飛び立とうとしているのに、
ある人にはそれがソフトボールぐらいの大きさで、ゴルフボールぐらいの硬さぐらいで、
最終的には、何事もなかったかのように、時間だけが過ぎていくこともある・・・(笑)。

他人と温度差が違うのは当然のことだ。
それに失望したり、哀しく感じたりすることは、よくあることだけれど・・・
執着する方がバカをみることが多い。
不感症の人は、最後まで不感症だったりするからネ(笑)。
ただ、信頼を裏切られたり、真義に はずれたことに遭遇した時は、ちゃんと、
毅然と相手に伝える勇気は持っていたいものである。
その人が、どんなに偉い人でも・・・どんなに立場のある人でも・・・。
執着する心を捨て去り、「無」になることは難しいけれど、
あらゆる物事に対する“自分の基点”が決まっていれば、こわいことはない。
人と付き合って、かかわっていく以上、仕事でも プライベートでも、
似たようなことは多々あることだ。
これもまた、現実そのものである。
だからこそ、自分がしっかりとしていなければならないのだ!