春の「山菜」が、近所のスーパーにならんでいた。
くるりと巻いた「こごみ」、トゲトゲの木から取れる「たらの芽」・・・・・
山菜は、“春のたより”みたいなものだ。
これまでは、山菜がとれる地元にいかないと食べられないものが多かったように思う。
あとは、料亭や天麩羅専門店など、どうしても限られた場所でしか食べられなかった。
まさか、近所の何気ないスーパーで、「山菜」を売っているなんて・・・・。
山菜が商品として販売できると・・・・認識していなかったとは思えない。
やはり、数に限りがあって (たくさんとって根を絶やすと来年とれない理由もあり)、
私たちの分までは流通しなかっただけのような気がする。
全国の山がより健康になれば、“山の恵み”が、もっと都会にも流れてくるようになり、
私たちの口にも自然に入るようになるだろう。
食料自給率も、確実にあがる。
健康のためにも、社会構造上の観点でも、いつも国内のものを食べていたい。
日本人が昔から食していた“素朴”な“旬”の味こそ、心にも身体にも馴染むはずで、
ヘルシーな山菜は、身体の内臓にも無理のない食物であると思う。
生活習慣病(成人病)も、限りなく少なくなるはずである。
そんなことを感じながら、はじめて見るスーパーの「山菜」に、心奪われた。