優しい人

2010年03月16日 | 自分 -

深夜作業から帰宅したら、訃報が届いていた。

たくさんの人とお会いして、忙しい日ではあったが・・・
人の「人生」や「生と死」を考えながら仕事をしていた日だったので、
帰宅してから届いていた訃報の偶然性には、正直おどろいた。


16日(火)、赤坂のとある場所で、仕事で半年振りに、お会いした“その人”は、
(私にとって)とても素敵な人である。
「なぜあのような“優しい雰囲気”を周りに与えるのか」と、いつも同じ印象を抱く。
79歳になる現役の人で、一人ぐらしを感じさせないぐらいの“元気な女性”である。
身体も、脳細胞も、私よりも健康的ではないだろうか~とさえ、思わせられた。
その半生を(勝手に)想像すると、並大抵な道程ではなかっただろうに・・・・・

しかし、とにかく・・・・・あの“優しさ”は何処からくるのだろう。
そして、あの穏やかな雰囲気は、周りの全員に、シアワセな安心感を与えてくれる。


「優しさ」は、私を優しい気持ちにさせてくれ、
「穏やかさ」は、私を穏やかな気持ちにさせてくれる。

まさに“その人”から、あらゆる雰囲気を与えていただいているような感覚だった。

きっと“その人”は、人を慈しみ、この世の“全てのもの”を慈しみながら、
無理のない考え方で人生をおくってきたのだろうか・・・と、私なりに想像した。
あの優しさと、穏やかさは、フツーに生活していて(頻繁に)感じられる世界観ではない。

もっと、もっと、お話をしてみたい人の一人となった。
そして、79歳の“その人”は、「齢を重ねることも、そう悪くないものだなぁ」と、
私に思わせてくださった数少ない人の一人でもある。