生物多様性条約会議

2010年10月11日 | 環境 -

少し前から徐々に盛り上がり、今日にいたっては一日中「生物多様性」の連続だった。

それは、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が、今日から約3週間にわたって
愛知県名古屋市で開催されるからだ。
条約の締約国である約190カ国が参加し、前回に決定した目標についての経過報告や、
状況を検証するためで、同時に、新しい目標に関する話し合いが行われるという。


「生物の多様性」といっても、一言では表すことができないぐらい複雑に絡み合って、
3000万種以上といわれる命が、自然界の中で繋がりあっているのが現実だ。
しかし、環境の変化とともに、自然界のあらゆ生物が絶滅の危機に瀕している実態や、
日本だけでいうならば外来種に勢力をうばわれ、衰退していく昔ながらの「命」について
より理解を深め、「自然界との共生」をイメージするところからはじめるべきだろう。
「著しい都市化」や「文明の発展」がもたらした「地球環境破壊」や「自然の変化」は、
あらゆる多くの生き物たちの生息域さえも脅かしているのだ。



傲慢な人間たちは、いつも自分中心の価値観で判断をしてしまうが・・・・
「生き物たちのつながりの大切さ」について、基本的なところから語り合うことは、
大切なことである。
人間の都合だけではなく、あらゆる生き物たちの生息環境にも、少しばかりの配慮を
しながら、その「生」を尊重してゆく時代が、やっときたようだ。
そうすれば・・・・(もしかしたら)地球の構造や、自然界のサイクルとともに、
人類は「生きることの何たるか」についても、深く考えることができるかもしれない。
当然ながら、「自然との共生」のあり方は、非常に大切な課題だ。
 
それも条件が違う世界中の人々が一同に介して、同じ視点を持ち、理解しあいながら、
大いなる未来へのビジョンを確認していくことは、相互間にとっても、地球にとっても
好ましいことだと思う。

つながっている「命」は、其々が複雑に関係して、自然界のシステムを構築しており、
魅惑的に影響しあっていて・・・・それは地球全体に広がっている。


このような機会をきっかけとして・・・・
先進国と発展途上国の「歴史的背景」や「経済落差」もそうだが、本質論としては、
多種多様な「自然の恩恵」に支えられて、“私たちの生活が成り立っている”ことを、
地球上に生きている一人一人が 改めて感じることが 何より重要だと思う。

なぜならば、「豊かな地球の自然環境が、人間の健康をも育んでくれる」ということを
再認識すると共に、人類の生活は生物の多様性によって多くの恩恵を頂いているからだ。