宇宙が誕生して、139億年。
そして、地球が誕生して、46億年。
そのうちで、人類が登場してからは、わずか10万年。
しかし、ここに脅威の現実がある。
現在の「一年」は・・・地球の惑星からみれば「10万年」に値するそうである。
惑星科学者の松井孝典氏 曰く、
地球が自然な状態であれば10万年で発生したエントロピーを、
たった一年で生み出しているそうだ。
つまり、人類が登場してからと同様の年月のエントロピーを、今は・・・
たった“一年で増大させているのだ” と・・・。
※ 「エントロピー」とは、物や熱の属性で、
それらに対する拡散の程度を表す示量性状態量。
物質や熱の拡散の程度を示すバロメーターとなる。
地球は、ものすごいスピードで老いている。
本来の「循環システム」をめちゃくちゃにしてしまう生物~人類が出現したことで、
五億年持つはずだった生命圏が 危機に瀕している。
現在は「人類の生存に適さない環境が、50~100年の内に到来するだろう」という
計算さえ存在するそうである。
地球もまた、着実に、その命の期限を告げられているようなものだ。
私たちには、果たして「何ができるのだろう」。
未来に対する概念と、視野を広く持ち・・・・熟考していく必要がありそうだ。