純然たる「仕事」の場合、親密な関係の人と手を組むと・・・・
いろいろと気苦労がある――という“現実”を、最近、よく感じる。
人のために、または知人のためを(密かに)思いやって行動することは美しい行為だ―と
感じてはいるが、度を過ぎると・・・自分に思わぬ「負荷」をかけていることがある。
また、最悪の状況は、「ビジネスライクな判断ができなくなる」ということだ。
一般的に、相手を「気遣うこと」や「思いやること」とは、全く別な次元の感情や感覚が
派生したときに、人は冷静な決断ができなくなってしまうのだと思う。
適度な良好な関係は、自分なりに「仕事のフィールド」の範囲内で構築できるものだが、
古くからの人間関係を壊すことができない――という気持ちが先行した場合・・・・
あらゆる「判断基準」がぶれてしまう。
結果よければ全てよし!
しかし、全てを完璧なまでに“よりよき状態”に保つことは、かなり難しいと感じる。
決断するのも、判断するのも、線をひくのも、「自分自身」だから、
やはり「冷静にわが身を見据える力(経験)」は、大切な要素だと感じている。
常に自分中心な人間は、周りの協調体制を壊すし、人から好かれる関係にも成りえない。
だけれども、そういう人に、振り回されること自体、あってはならないことである。
現実には、「思い通りにいくものではない」ということを認識しつつも・・・
あえて、言いたい。
「自分の仕事環境は、自分で守っていくものだ」――と。
これは、自分自身を勇気付けるためにも、今の私には必要な言葉だと思う。