昨日と今日と、フィギアスケートに明け暮れた。
いや、「高橋大輔選手に明け暮れた」・・・と、はっきりと言うべきだろう。
グランプリシリーズの初戦となる「NHK杯」での優勝!
なによりも、すばらしい順調な滑り出しだった。
彼の表現力は、どんどんと高みにあがっていく・・・。
自信に裏打ちされた存在感が、強く伝わってくる。
滑らかに、優雅で、優しく、そして、激しく、けだるく、切なく、
セクシーで、たまらない「世界観」が、彼の氷上にだけ存在する!
彼にしか“かもしだせない雰囲気”が、確実に“ある”のだ。
高橋選手は、一つ一つの技や表現が丁寧で、より豊かな雰囲気がするのと、
氷の上に立ったときの時間があっという間に過ぎていく。
実際、本人の身体は硬いのに・・・柔軟な印象がするすべりは、群を抜いている。
おそらく、表現力が素晴らしいと評される所以だ。
卓越した存在感は、他の追随を許さない。
一番良い時期に怪我で休んだことが「吉」とでるか、「小吉」とでるか・・・
これからの彼の人生を、ず~っと後で振り返ったときに、今年の「今」は、おそらく
非常に重要な時期なのだろうと、おぼろげに感じてしまう。
やはり、来年の世界選手権まで、目が離せそうにない。