人を見る 「 観察力 」

2012年05月10日 | 言葉 -

 


あらゆる場面で必要なのは、「人を見る目」である。
要するに、観察力(observation)だ。

具体的には、 “人の行為に対する目” を 養うことによって、より明確となる。
しかし、それは、まさに自分の感覚に頼るしかない。



「視」 ・・・・・ その人の行為の外面に表れる善悪を視る。

「観」 ・・・・・ その人の行為の動機は何であるか観きわめる。

「察」 ・・・・・ その人の行為の落ち着く帰着ポイントを察知する。



人が何かをしたときに、「何に対して満足しているのか」を知ることによって、
必ずその人の行為の真価が 明らかになる。

外面に現れた行為が正しく清らかに見えたとしても、動機が不純であれば、
あまり信頼できないだろう。

同様に、行為が正しく視えて、動機も正しく観えても、その人の帰着点が
「気楽」 「誘惑」 「飽食」 「ゆがんだ欲求」 だとしたら、果たしてどうだろう。
あっという間に、善悪でいうと、「悪」 に手をそめてしまいそうである。


「行為」は、実際の行動であり、行動に移すことは厳しい現実を伴うこともある。
だからこそ、その人が行った「行為」には、その人自身が表れるのだと思う。


  

「元気だしてちょョ!」  「オラも辛いんだども」