大学病院のハシゴ診療

2012年05月25日 | 出来事 -

昨日は、気を遣う打合せや、大事なミーティングが続き、
へろへろになって、汚い絨毯の会社のデスクで座っていた。

かなり、しゃべったが、「咳」は出ても、軽いもので、
量もほとんど比べ物にならないぐらい、減ったように思う。
だから、つい電話で愚痴のように、今回のことを話していたら・・・

会社のメンバーの一人が、私の話を聞いていて、突然、
不安な自分の状況について(相談のように)話し出した。

「私も、咳がすごくて・・・。気分が悪くなるんです」

彼女も、まさに「咳」が止まらず、嗚咽にまでなるらしいが、
反応するのが、日本の「屋外」だけらしい。
部屋の中や、自室、車の中、外国、などは全く問題なし・・・。
大学病院をハシゴしても、昼間の屋内では症状がでないので、
「問題なし」という結論になるらしい。
それ以上の対応や検査はしてくれない・・・ということだ。
夕方以降の「屋外」ではないと、酷い状態にならないからだ。
レントゲンも問題ないから、結局はその先にいかなくて、
何故、そのような現象になるのか判明しないというのだ。
私よりも、シリアスだ。
帰宅時は、外を歩けないので、毎晩タクシー帰宅になるので、
お金が「足りません」と、嘆いていた。

私自身は、着実に、日々、治癒しているように感じるし・・・
反応しているアレルゲンが判明していると同時に、病名も
しっかりとわかっているが・・・
彼女の場合は、何故そのような反応になるのか、何が問題で
何に対して反応しているのかも、わかっていない。
ある意味で、呼吸器科なので、おそろしいことだ。
屋外の空気の「何か」に反応しているらしいが・・・
あるいは、それと呼吸器関連の臓器や器官が、異常反応している。
珍しいケースなので、稀有な奇病だろうか・・・とも思う。

不幸なことに、大学病院へ行っても、いい加減な対応ばかりで、
結局、また別の病院を訪ねる予定だということらしい。

彼らにとっては、目の前の現象しか・・・頭の中に情報化しない。
検査機関は手続きが大変で、待っている人も多いし・・・
とにかく、どこの部署へ行っても、待たされる。


私からは、いくつかのアドバイスをした。
必ず精密検査をしてもらうように、シリアスな状況であることを
伝えて、時として怒るぐらいの姿勢で、医師の態度を言及すべき
・・・ということだ。
大学病院は、本当にピンキリの医師がいるので、そのあたりは
信用すべきではない。

自分の身体の現実は、しっかりと自分が把握しておかないと、
いつ何処で何らかの現象が起こるとも限らない。
彼女にとっては、サードオピニオンになる。
とにかく、真摯な態度で、医師に「はっきりと伝える」ように言った。
不安ごとや、現実の現状を明確に伝えずして、医師の態度を
責めることはできない。
「毅然とした姿勢で望む」ようにと、かえって彼女にはっぱを
かけたような感じだった。

反論ではないのだから、しっかりと自分を守らなくちゃ!!


病気になると、本当に辛いが、それが治らないのはもっと辛い。
そういう時に仕事を優先するよりも、“自分の人生” を大事に
考えるべきである。
今、私は、本当に、心の底から、そう思う。