いつものように朝の6時に起床。
あっという間に「金環日食」(7時34分頃)になった。
日本の広い範囲では、932年ぶりらしい。
レースのカーテンからこぼれていた光は、
ひと時、暗くなって、徐々に明るくなっていった・・・。
想像できない時間を経て、起こる「金環日食」というものが、
他の「日食」とどう違うのか、全くわかっていないのだけれど、
今日、会った人は、みんな「日食」の話からはじまった。
「今朝の日食、観た?」
「観れた?」
だからといって、私としては、なんてことはないけれど、
ただ、「今日、願い事をした方がいい 」と聞いたので、
それをしっかりと二つほどした。
それから、自宅を出る時間が、日食が終わってすぐだったので、
おもわず、根性無しの私は(目を守るために)黒帽子をかぶり、
下を向いて、ずっと歩いていた。
終わってすぐには影響が強い・・・ということを聞き、
終わってしばらく経っても油断ができない・・・ということも
聞いたので、思わずひやひやものだった。
帰宅した21時。
とても大好きな18金のピアスが、左の耳から消えていた。
どこで失くしたのか、記憶がない。
私の耳には、二つずつの穴が開いているので、二つのピアスを
つけることも多い。(今日は、二つ付けていた)
大好きな星と真珠が、かわいくゆらゆらと揺れるピアスで、
もう長いこと 気に入って、使っていたものだった。
「きっと私にとって よくないことを持っていってくれたのだ 」 と、
無理やり 納得して、あきらめたり・・・した。
なんか、大切な思い出を、一つ失くしたような気分だ。
きっと、長く付き合いすぎたので、そろそろ勇退の時期だったのだろう。
人も、物も、お別れの時期というものがある。