寝不足と体力低下の私

2012年12月05日 | 出来事 -

今日は、会社の前のイチョウ並木が、特に綺麗だった。
久しぶりに、青空を背負った「イチョウの葉」 を撮影。
まったりとした美しさを、暫し眺めた。


こんなことをしていながら、実は、我が体調はシリアスで・・・
また、風邪ひいちゃったかも・・・あるいは、体力低下で、
「咳が出て、苦しい」 という今年春と同じような状態に陥る。



昨日は(いつもよりも早い時間に会社に向かったのに)電車が遅れ、
今日は(体調が最悪で)気分がすぐれず、ついに頭痛がしてきたので、
午後2時ごろにタクシーで、急遽 [帰宅] 。
その時に、とても親切な運転手さんに遭遇した。
我が会社前から、自宅前につけてもらったのだが・・・
すごい荷物で、それも精密機器関係だったので、運転手さんが
エレベーター前まで 荷物を運んで下さった。
「有り難かったなぁ」。
こういう・・・ちょっとしたことが、何よりも有り難く感じる。
 (私にとっては、ちょっとしたことではないから・・・ネ)

体調の悪い時だからこその「温情」・「親切」 は、感動的だ。



呼吸器科のクリニックに行った。
咳止めの薬を処方してもらったが、今回の先生はいい感じだし、
あったかい雰囲気がするし、経済的なことも皆に配慮してくれる。
「この薬は高いから、きかないと無駄になるから・・・」 と、
とても気を遣ってくださる。
有り難い。
こういうのも、しみるなぁ・・・。
結局、レントゲンを撮影して、やはりアレルギー性の「咳喘息」と
いうことで、今までの薬よりもきくというものを頂いてきた。



私は、今、本当に、疲れているようだ。

自分でも認識はあったが、身体がさらに教えてくれている。



疲れと寝不足も原因だが、先週末に、二日間ほど朝から晩まで
ヘビースモーカーさんと一緒にいたことが、影響しているようだ。
それも「ハイライト」 という煙草で、ものすごい量を吸っている。
喫煙者は、禁煙者の辛さを、あまり感じていない人もいる。
私も、実は「気にしないようにしていた人」だったのだけれど、
こんなに気管支が弱くなって、すぐに “ 咳 ” がでるようになったら、
それは・・・なかなかキツイものがある。



先生に、言われた。
「煙草と線香は、気をつけるように!」
「隣で吸われたら、辞めて下さい・・・って言わなくっちゃ!」

“ そうか、そういうものなんだなぁ~ ” と、改めて思い知る。



まずは、「 寝る 」 ことからはじめよう。
先生には、「とにかく、休むことが一番だよ!」 と言われた。
今日出会ったタクシーの運転手さんの親切さを感じながら・・・
「一週間の辛抱だよ」 という先生の言葉を信じて・・・
どうにか、こうにか、「そこそこ やり過ごそう」 と思う。

抵抗力のなくなった状態では、他の病気も取り込んでしまう。
今は、基礎体力をあげて、免疫能力を蓄えなければ・・・。

しみじみと思い知らされる現実だ。

「平成中村座」の勘三郎さん

2012年12月05日 | 人物 -

「第18代目勘三郎、今朝、死去 」 というニュースを観て、
ビックリしてしまった。

最近の情報誌で、かなり厳しい病状との記事が出ていて、
「そんなことはないだろう」 と、勝手に思っていたが・・・
残念である。



偉大な父:勘三郎氏を慕い、歌舞伎界に “新しい風” を
吹き込んだ勘九郎さんが、「18代目 勘三郎」を襲名した時、
誰よりも感無量だったように感じた。

若い頃の「破天荒」な生き方や、いろいろな場所で
お見かけした人情あふれる性格が、一番強く思いだされる。
友人が経営していたお店でも、女優さんをひきつれて、
よく飲みに来ていた。


こんな時に、こんなことを書いてはいけないが・・・
若い頃の「文学座の大女優との大恋愛」には、幼いながら、
ものすごい熱いモノを感じて、人の心の結びつきなどを
知ることになった。 情念のような強い気持ち・・・。
 (あの頃は、あまりわからなかったけれど・・・)



一般的に・・・
その人が、心から「愛する人」や、「選択すること」で、
その人の様々なことが 想像できるものである。


素晴らしい歌舞伎界の業績と、素敵な家族をつくり、
「これから活躍する年齢になった」ばかりだっただけに、
ご本人も無念だったことだろう。
ご長男のお子様を抱かれたことが何よりも良かった。
家と血脈が繋がっていくことは、歌舞伎界では大切なことだ。



なんとなく、生き急いだ感じがする。

若い頃から、お酒もあびるように 飲んでいた。

興味あることは、あれこれ~と、果敢にチャレンジして、
新しい事をつくり上げてきた人だから、歌舞伎界に与える
影響も大きいし、舞台業界にも大きな激震が走ることだろう。

わずか、57歳。

本当に、「これから」だったのに・・・。

ご冥福をお祈りいたします。