5月18日、トランプのロシア疑惑で円が売られ、日経平均株価が大幅に下がった。翌日の新聞各紙は「日経平均2万円回復は遠のいた」と報じた。
しかし、罫線至上派の見立ては違う。私が注目している「わしの罫線」の橋本明男氏は日経平均株価が261円下げた19日、次のような見解を述べた。
相場とは厄介なものです。下げてくれと思っている時は下げる気配も見せず、もう下げないのかなと思った途端にズドンと下げます。終わってみればやっぱりなと思う。それが相場は難しいと言われる所以でしょう。今日はよく下げてくれました。(中略)
明日ですが、日柄から見てもう一日投げさせられるかも知れません。もしもそういう安い場面が出るなら、それころ天与の買い場と言って良いと私の相場観測は考えます。買うものは鉄鋼、自動車、船、銀行、証券、何でも良し。
そして、5月19日は
まずは強いチャートと言えます。そして今日の大引けでこの日経平均先物の週足は私の相場観測法において買い転換が出現です。もう上がって行くしかないと私は確信しておりますが、来週の日経平均先物の変動レンジをご紹介しておきましょう。
上限 20130円
下限 19380円
理想的な動きを申し上げるなら来週、月、火の二日間で20060円と一気に来る事ですが、さてどうなりますか。
要するに橋本氏の意見は、「基調は上げ相場で、今回の下げは短期的調整にすぎない」というわけだ。
一方、私の見方は、「実体経済は世界的に悪くないから、ロシアゲートがどう決着しようが時間の問題で、遠からずいい方向に戻る」である。根拠は違うが結論は橋本氏に同じだし、罫線至上派のご託宣は心強い味方だ。
というわけで、手持ち株を整理し資金を捻出して、いくつかの銘柄を新たに仕込んだ。選んだ銘柄は大東建託、東京海上など比較的利回りがいいもの。
この銘柄入れ替えが吉とでるか凶とでるか、来週が楽しみである。