冬におでん用で調理し切り落とした大根の首(厚み約1cm)をしばらくブドウ糖の希釈液に漬けて水耕栽培してみた。元気な新芽がワサワサ生えてきたので頃合を見てプランターへ移植。この陽気で茎がグングン伸びて可憐な花を咲かせてくれた。やれば出来る子なんですよ。
WOWOWで総天然色ウルトラQが放送されている。白黒作品をディジタルリマスター処理で彩色した作品となる。色味にやや違和感はあるものの思ったより抵抗なく観ることができた。そんなことより20年ぶりに大パネルで観るこの作品は模型やセットのディテールの作りこみや丁寧なカメラワークに改めて驚く。制作に時間と手間隙、お金がかかっているのだ。但し作品によって出来不出来の差も激しい。どちらかといえば駄作も多い。グイグイ話を引っ張っておいてオチが御座なりなのだ。怪奇現象の説明不足も多い。ただ、スタッフも若く荒削りだが、この時の経験が後のウルトラマン、セブン、怪奇大作戦の成功へとつながるのだなあと納得もする。そんなことを考えているとカラーライズはどうでもよくなってきた。昔に白黒作品を鑑賞した時点で既に脳内彩色補完は済んでいたのだから。ひとつ不思議なのは由利ちゃんの使うキャメラがミノルタ、ペンタ、ヤシカと変遷すること。当時は高価と思われるそれらキャメラの扱いが雑。怪獣から逃げる際に落っことしたりして観ているこちらがハラハラする。きっとスタッフの自前物だと思うのだ。