Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『憲法くん』稽古場写真公開第六弾。

2019-11-23 | Weblog

『憲法くん』稽古場写真公開。第六弾。

左から、吉村直、杉山英之。撮影・古元道広。

 

ラストシーンまで繋いでみた通しを、昨日初めてやってみた。

なんだか、いつもと違う劇になります。 

なにしろ、『憲法くん』ですから。

現実と向き合う厳しさと楽しさに包まれています。

「憲法くん」を誰が演じるのかという質問にも、まだお答えできません。

そして、ラストシーンの設定は、まだ秘密です!

 

 

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

 

『憲法くん』舞台化、始動。

あの、松元ヒロさんの『憲法くん』が、ほんとうに、演劇になるのです。

11月29日(金)から、座・高円寺。伊丹、名古屋、岡山でも上演します。

 

こんにちは、憲法くんです。

わたしは、一九四七年五月三日に生まれました。

わたしは、国の力を制限するための、「国民から国への命令書」です。

 

へんなうわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか。

わたしがリストラされるかもしれない、というはなし。

「現実にあわないからだよ」、というひとがいます。

でも、理想と現実が違っていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。

 

でも、わたしをどうするかは、みなさんが決めることです。

わたしは、みなさんのわたし、なんですから。

わたしを、みなさんに、託しましたよ。

 

http://rinkogun.com/Kenpo-Kun_Tokyo.html

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「優秀新人戯曲賞2020」できました。まもなく書店店頭に。

2019-11-23 | Weblog

第25回劇作家協会新人戯曲賞・最終候補作全文掲載の「優秀新人戯曲賞2020」できました。

まもなく書店店頭に並ぶと思います。

全作品を読んだ上で「公開審査会」にお立ち会いください。


この本が届くと「年の瀬だな」と思います。例年、私が座高円寺にいる時期が多いので、事務局から小松幹生さんが手渡しに来てくれたりして、ロビーで立ち話していたのを、懐かしく思い出します。


…………


「優秀新人戯曲賞2020」(ブロンズ新社) 1900円+税

収録作品 第25回劇作家協会新人戯曲賞 最終候補作品 (応募戯曲到着順)

『宮城1973 −のぞまれずさずかれずあるもの』 大西弘記 (神奈川県)
『月漸く昇る』   在原彩生 (千葉県)
『Gloria』      奥村千里 (東京都)
『郊外組曲』    方丈栖 (愛知県)
『泳げない海』   三吉ほたて (神奈川県)
『盲年 (もうねん)』 藤井颯太郎 (京都府)



以上の作品から最優秀を選ぶ「第23回劇作家協会新人戯曲賞 公開審査会」は、
[日時] 2019年12月15日(日) 18:30開始予定
[会場] 座・高円寺2(地下2階ホール)

[審査員] 坂手洋二 篠原久美子 瀬戸山美咲 佃 典彦 土田英生 マキノノゾミ 渡辺えり
[司会] 横山拓也

 

http://www.jpwa.org/main/activity/drama-award/prize

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「憲法くん」東京新聞に載りました。

2019-11-22 | Weblog

「憲法くん」72歳 悩み、問う 改憲へ危機感 名作芝居リメーク

として、東京新聞に載りました。

ありがたいことです。

一人でも多くの人に観に来てもらいたい。

憲法くん、が、芝居になるのですから。

 

そうか、リメークだったのか。

と、あらためて、思い、それも面白いなと。

 

そして、ちゃんと眠っていない自分の悪相に、自虐的な気持ちになっております。

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112202000125.html

 

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『憲法くん』稽古場写真公開第五弾。

2019-11-22 | Weblog

『憲法くん』稽古場写真公開。第五弾。

左から、杉山英之、樋尾麻衣子、木下祐子。撮影・古元道広。

まだ公開できないが、こんかいは衣裳がタフな状態になっている。小林巨和さんが、たいへんなエネルギーを注いでくださってている。劇団の担当者もがんばっている。お楽しみに、である。

 

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『憲法くん』舞台化、始動。

あの、松元ヒロさんの『憲法くん』が、ほんとうに、演劇になるのです。

11月29日(金)から、座・高円寺。伊丹、名古屋、岡山でも上演します。

 

こんにちは、憲法くんです。

わたしは、一九四七年五月三日に生まれました。

わたしは、国の力を制限するための、「国民から国への命令書」です。

 

へんなうわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか。

わたしがリストラされるかもしれない、というはなし。

「現実にあわないからだよ」、というひとがいます。

でも、理想と現実が違っていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。

 

でも、わたしをどうするかは、みなさんが決めることです。

わたしは、みなさんのわたし、なんですから。

わたしを、みなさんに、託しましたよ。

 

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木内みどりさん ありがとうございました

2019-11-21 | Weblog
たいへん残念なお知らせですが、木内みどりさんが急逝されました。
 
詳細は、マスコミ等で発表されていると思います。 
 
ときどきご一緒させていただくことがありしましたが、いろいろな現場で、本当に、なくてはならない方だったと思います。
あれだけ活発に活躍されていただけに、信じられない思いです。
 
一昨年、私が作・演出した、非戦を選ぶ演劇人の会のピースリーディングに、中心的な役で出演してくださったのは、得がたい思い出です。
写真は、その時の木内さん。とても素敵でした。撮影・姫田蘭。
 
木内さんはれいわ新撰組の応援もなさっていたようでした。
 
いろいろな方が頼りにされていたと思います。
 
ありがとうございました。
 
 
木内みどりさんのご冥福をお祈り致します。
 
本当に残念です。
 
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『憲法くん』稽古場写真公開第四弾。風邪には気をつけよう。

2019-11-20 | Weblog

『憲法くん』稽古場写真公開。第四弾。

左から、鬼頭典子、川中健次郎、円城寺あや。撮影・古元道広。

楽しく苦しい稽古が続いている。

寒くもなってきた。

風邪には気をつけよう。

 

 

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『憲法くん』舞台化、始動。

あの、松元ヒロさんの『憲法くん』が、ほんとうに、演劇になるのです。

11月29日(金)から、座・高円寺。伊丹、名古屋、岡山でも上演します。

 

こんにちは、憲法くんです。

わたしは、一九四七年五月三日に生まれました。

わたしは、国の力を制限するための、「国民から国への命令書」です。

 

へんなうわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか。

わたしがリストラされるかもしれない、というはなし。

「現実にあわないからだよ」、というひとがいます。

でも、理想と現実が違っていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。

 

でも、わたしをどうするかは、みなさんが決めることです。

わたしは、みなさんのわたし、なんですから。

わたしを、みなさんに、託しましたよ。

 

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憲法くんだって怒ります。「桜を見る会」前夜夕食会参加者の「大多数」が宿泊客だから割引だと安倍首相は言っていたが宿泊先は別だったのだ。

2019-11-20 | Weblog

共同通信によると、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」前日の夕食会を巡り、2015年に首相事務所名でツアー参加者に配られた文書の記載では、会場と宿泊先のホテルが異なることが19日、分かったという。

5千円という夕食会の会費が安過ぎるとの指摘に首相は「参加者の大多数が宿泊者という事情などを総合的に勘案してホテル側が設定した」などとしており、疑問や詳細な説明を求める声が強まりそうだ、という。

そりゃおかしいと思って当然だ。

そもそも「参加者の大多数が宿泊者だとしても五千円は安すぎる」という声が多かったのだ。

安倍首相は「参加者の大多数が宿泊者という事情などを総合的に勘案してホテル側が五千円という低価格に設定した」と言いつつ、じっさいは「参加者の大多数が会場と宿泊先のホテルが異なっていたのだから、ホテル側が宿泊者という事情などを総合的に勘案して五千円という低価格に設定したという説明は成り立たない」、ということになったのだ。

嘘つきでしょう。言い訳できますか?

もう辞めてもらいましょう。それしかないです。

 

憲法くんだって、怒っているはずです。

「桜を見る会」前夜夕食会参加者の「大多数」が宿泊客だから割引だと安倍首相は言っていたが、宿泊先は別だったのだ。 

こんな子どもにもばれるような嘘をつく輩に、国政を任せているから、今の日本はこんなことになったのだ。

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『憲法くん』稽古場写真公開第三弾。美術担当・じょん万次郎の今年のブームは「斜面」のようである。

2019-11-19 | Weblog

『憲法くん』稽古場写真公開。第三弾。

左から、武山尚史、鬼頭典子、鴨川てんし、杉山英之、吉村直。撮影・古元道広。

ちゃんとセットを置いて稽古できるのは、ありがたいことである。

どうやら美術担当・じょん万次郎の今年のマイブームは「斜面」のようである。

 

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『憲法くん』舞台化、始動。

あの、松元ヒロさんの『憲法くん』が、ほんとうに、演劇になるのです。

11月29日(金)から、座・高円寺。伊丹、名古屋、岡山でも上演します。

 

こんにちは、憲法くんです。

わたしは、一九四七年五月三日に生まれました。

わたしは、国の力を制限するための、「国民から国への命令書」です。

 

へんなうわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか。

わたしがリストラされるかもしれない、というはなし。

「現実にあわないからだよ」、というひとがいます。

でも、理想と現実が違っていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。

 

でも、わたしをどうするかは、みなさんが決めることです。

わたしは、みなさんのわたし、なんですから。

わたしを、みなさんに、託しましたよ。

 

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『憲法くん』稽古場写真公開第二弾。「憲法くん結婚する」。

2019-11-18 | Weblog

『憲法くん』稽古場写真公開。第二弾。

左から、中山マリ、鴨川てんし、木下祐子、樋尾麻衣子、吉村直、杉山英之。撮影・古元道広。

まあなんだか楽しそうな場面があるのである。ばらしてしまうと、シーンタイトルは「憲法くん結婚する」。もちろん内容は一筋縄にはゆきませんよ。

 

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『憲法くん』舞台化、始動。

あの、松元ヒロさんの『憲法くん』が、ほんとうに、演劇になるのです。

11月29日(金)から、座・高円寺。伊丹、名古屋、岡山でも上演します。

 

こんにちは、憲法くんです。

わたしは、一九四七年五月三日に生まれました。

わたしは、国の力を制限するための、「国民から国への命令書」です。

 

へんなうわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか。

わたしがリストラされるかもしれない、というはなし。

「現実にあわないからだよ」、というひとがいます。

でも、理想と現実が違っていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。

 

でも、わたしをどうするかは、みなさんが決めることです。

わたしは、みなさんのわたし、なんですから。

わたしを、みなさんに、託しましたよ。

 

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「桜を見る会」は総理独断による「中止」だけでもおかしい。「緊急事態条項」的判断の行使。

2019-11-17 | Weblog

そのことが頭の中をぐるぐる回って別な思考の邪魔をするので、記します。

「桜を見る会」が、「総理大臣の独断で来年から中止になった」件。

「桜を見る会」にまつわる不正の話は私が重ねて言うまでもない。

今もいろいろ前後のあれこれも含めて総理周辺は言い訳しているようだが、そもそも話の中心である「桜を見る会」というイベントが存在することじたいの問題ではないはずなのに、なぜ総理大臣が自らの保身のためだけに、独断で「中止」にできるのだろう。

幕引きのつもりなのか。納得できることではない。

シンプルに、このことだけでもおかしい。

誤魔化し、目を逸らさせたい、話題の核心になることから逃れたいという、無責任以外の何物でもない。

こんな輩に国のことを任せておいていいはずがない。

憲法に手をつけようとするなど、もってのほか。

おそらく現総理にとって「緊急事態条項」っていうのは、こういう種類のことで、しかもこれだけ理不尽なことなのに、「私の判断です」と無意味に胸を張るわけだ。本当の非常時には、絶対にこんな輩に力を与えてはならない。

マスコミもなぜ大本営発表のようにその「決定事項」を、あたかもなにがしかの考え方からすればあってもいい正当なことであるかのように、ただ垂れ流すのだろう。

他に徹底的に叩くべきものが多すぎるにしても、だ。

 

それよりも怖いのは今決まりつつある貿易協定の改悪にどれだけ問題があるか、この国はわかっているのだろうかということだ。たとえば、国民健康保険の危機なのである。日本市場がアメリカの傘下になっていくのである。目を瞑ってただアメリカにひっついていることで延命してきた総理大臣のあがきの巻き添えになるのは、御免である。アメリカとの議事録も開示せず、資料の日本語訳も怠り、国会もちゃんと開いたとは言えないまま、たいした審議もしないで決めていいはずがない。

誰もが感じているように、おかしいことをおかしいと言えない世の中というより、誰かがおかしいと言い自分もそう思って口にさえしているのに、他人ごとのようにスルーしているこの現状が、最悪であることだ。

ここしばらく下り坂をゆるゆると緩やかな自殺に向かっているようであったこの社会が、激しく急降下の段階に入っていることに、いい加減気がつかなければ。

 

写真は本件に関係ありません。ずいぶん久しく行っていない店を懐かしんでアップしただけです。毒消しの意味の掲載です。

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お金が払えませんから出てってください

2019-11-17 | Weblog

時事通信によれば、トランプ米政権が2021年度以降の「思いやり予算」、在日米軍駐留経費の日本側負担について、現状の約4.5倍に当たる年約80億ドル(約8640億円)への増額を要求したことが15日、複数の関係者への取材で分かった。そうだ。前から噂にはなっていた。

そんなお金は払えませんから出てってくださいと言いましょう。

それだけです。

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『憲法くん』稽古場写真公開

2019-11-17 | Weblog

『憲法くん』稽古場写真公開。第一弾。

武山尚史、杉山英之、後ろ姿が吉村直。撮影・古元道広。

武山尚史、杉山英之の二人は、『なにもおきない』に続く名コンビぶりを発揮している。

 

座高円寺地下の稽古場に移っています。

 

 

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『憲法くん』舞台化、始動。

あの、松元ヒロさんの『憲法くん』が、ほんとうに、演劇になるのです。

11月29日(金)から、座・高円寺。伊丹、名古屋、岡山でも上演します。

 

こんにちは、憲法くんです。

わたしは、一九四七年五月三日に生まれました。

わたしは、国の力を制限するための、「国民から国への命令書」です。

 

へんなうわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか。

わたしがリストラされるかもしれない、というはなし。

「現実にあわないからだよ」、というひとがいます。

でも、理想と現実が違っていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。

 

でも、わたしをどうするかは、みなさんが決めることです。

わたしは、みなさんのわたし、なんですから。

わたしを、みなさんに、託しましたよ。

 

http://rinkogun.com/Kenpo-Kun_Tokyo.html

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武器輸出三原則を捨てた日本での「死の商人」展示会開催を許してはならない。

2019-11-16 | Weblog

この十一月、明後日から幕張メッセで、日本初の防衛・セキュリティ総合展示会、「DSEI JAPAN 2019」、ロンドンで隔年開催されていた世界最大規模の武器見本市が、初めてイギリス以外の国で開催される。日英両政府の肝入り。両国の国防・防衛省、外務省も後援。日本からは経済産業省もだ。

世界の防衛産業と日本の防衛コミュニティが共同。陸・海・空・サイバー・セキュリティなど安全保障に関するすべての領域をカバー。未来のイノベーションをサポートする。死の商人たちによって、数多の武器が展示される。世界の防衛・危機管理関連企業約百五十社が出展。うち日本企業は約五十社。ニーズにあったクライアントに出会う絶好の機会というわけだ。

ベル社製、木更津へ暫定配備される予定のオスプレイが飾られることは間違いない。

開発中の無人戦闘ヘリ「V247ビジラント」も展示されるだろう。無人化省力化が世の流れ。「ヘルファイア」も搭載可能、オスプレイの護衛も出来る。海上自衛隊が関心を抱いてるようだ。欧米企業が日本を拠点にアジアに売り込みをかけ、イスラエルの軍事大手三社も出そろうだろう。

三菱重工は、今年度から防衛庁に提案している沿岸監視用小型ドローン、機雷探知用の水中ドローン、東南アジアへの輸出もにらむ水陸両用車を展示するだろう。川崎重工は対潜哨戒機「P1を出すだろう。イギリスとニュージーランドに輸出しようとしたけど失敗したものだ。防衛装備庁ブースには軍用輸送機「C2」も展示するはずだ。ニュージーランドやアラブ首長国連邦への輸出を目論んだが見込みなしだった。

アジアの防衛市場は広がる一方。日本の防衛予算が過去最大の五兆円に達し、海外のパートナーと手を組む機会が急速に増えてきた。防衛装備庁が応援している企業も出てくるだろう。「オオハシ」はゴム製の臨時ヘリポートを出すだろう。日本版海兵隊と言われている「水陸機動団」での採用が決まっている。

軍事企業化しているJAXAは「はやぶさ2」の実物大模型を出すと予想される。目玉はSSA、宇宙状況監視システム。デブリ対策や宇宙での攻撃に備える。「宇宙兄弟」の夢が軍拡競争に利用され、国立天文台まで安全保障目的に使われている。

完成品の武器輸出は難航ばかりが、共同開発は確実に進行している。日本の自動車技術の軍事への取り込みも期待されてるはずだ。製造インフラが整備された日本はアジア向け生産輸出拠点にはもってこいというわけだ。

「9条世界会議」をやった幕張メッセで武器見本市。武器を爆買いすることで、教育、医療、福祉予算が痩せ細ってく。大学でも軍事研究部門にばかり予算がつく。幕張メッセは千葉である。千葉県はほとんどまったく展示内容を把握してないというが、趣旨は理解しているはずだ。つい最近台風被害の人命救助で活躍したはずの自衛隊の面々が、今度は同じ千葉県で、人の命を奪う武器を選んでいる、ということになる。

杉原浩司さんは言う。「武器見本市への千葉県有施設の貸し出しは、「戦争という手段によらずに紛争を解決する道を追求する」と明記した「非核平和千葉県宣言」(1994年10月、千葉県議会で決議)に明らかに反するもの。」

安倍政権は、改憲法案で9条に手を入れることへの反発を警戒。ただ「自衛隊を明記する」としているが、憲法に「国防」「自衛隊」という概念はない。定義もないまま文案に入れられるはずもない。

「積極的平和主義」の旗の下、安倍政権は武器輸出三原則に代わる「防衛装備移転三原則」を策定。一定の条件を満たせば武器の輸出を認め、輸出対象となる国も大幅に拡大。パレスチナに対する殺戮を続けるイスラエルを紛争当事国に当たらないとし、準同盟国として商売相手にできるようにした。武器輸出三原則という歯止めを失い、日本版「軍産複合体」の形成が始まっている。長距離巡航ミサイルの導入、「いずも」型護衛艦の空母化、それに搭載する短距離離陸戦闘機F35の保有。「解釈改憲」は総仕上げの時期にかかってしまってる。

杉原浩司さんは言う。「中東などで国際人道法違反の戦争犯罪(無差別空爆、無人機戦争など)を行う国に大量の武器を供給したり、核兵器の製造に関与するなど、戦争犯罪に公然と加担する軍需企業=「死の商人」に憲法9条を持つ日本が商機を与えることはあり得ない。」「武器見本市の開催は、戦争と武力による威嚇、武力の行使を永久に放棄し、陸海空軍その他の戦力を保持しない、と誓った憲法9条の平和主義とは決して両立しない。」

まったく、賛成する。

 

この見本市のことも、演劇版「憲法くん」に登場します。

 

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マルクスとマクベスを間違える

2019-11-15 | Weblog

「憲法くん」、沖縄の憲法くんという景があって、宮城康博氏に読んでいただく。

で、文中、私が一箇所「マルクス」を「マクベス」と書き間違えていると指摘される。

おー。と、すぐになおしたが、その後、頭の中を「マルクス」と「マクベス」がぐるぐるする。

「マルクス」と「マクベス」。

だからどうだということではないのだが、何かの符合だろうか。

頭に中から追い払うのに苦労する。

そんなこともある。

 

 

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『憲法くん』舞台化、始動。

あの、松元ヒロさんの『憲法くん』が、ほんとうに、演劇になるのです。

11月29日(金)から、座・高円寺。伊丹、名古屋、岡山でも上演します。

 

こんにちは、憲法くんです。

わたしは、一九四七年五月三日に生まれました。

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へんなうわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか。

わたしがリストラされるかもしれない、というはなし。

「現実にあわないからだよ」、というひとがいます。

でも、理想と現実が違っていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。

 

でも、わたしをどうするかは、みなさんが決めることです。

わたしは、みなさんのわたし、なんですから。

わたしを、みなさんに、託しましたよ。

 

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望月衣塑子 × 森達也監督「 i ―新聞記者ドキュメント―」。本日公開だけど続編すぐにクランクインしてください。

2019-11-15 | Weblog

望月衣塑子 × 森達也監督「 i ―新聞記者ドキュメント―」。本日公開だけど続編作った方が良いんじゃ? と、思います。できればすぐにクランクインしてください。

これだけ政治の世界が動いているので、菅官房長官も安倍総理も、どう出るのか。いまの揺らぎ状況を、しっかり撮っておくべきだと思います。

というか、これだけの状況で「逃げられないぞ」と王手をかけてゆくためにも、未来の子どもたちにこのトンデモ政権が崩壊していく末路を教訓として伝えるためにも、しっかり記録しておくべきだし、と思います。

 

このブログの写真は、今月頭のデモクラシータイムス、ウィークエンドニュース。左から、寺脇研さん、私、森監督。映画の感想はこの映像でも喋っているので見てください。森監督の魅力は、皆さんご存じの諸々に加え、どこかしらご本人自身がユーモアの人であるところ。オウムの死刑関連のさいにも思ったけど、ある意味、わきの甘さも個性。ドキュメンタリーでなく劇映画を撮るといいと思うし、今回の「 i ―新聞記者ドキュメント―」は、それを確信させる。

https://www.youtube.com/watch?v=8pr-YNhpoW8

 

この時、森監督に、もっと宣伝するように(!?)言われたのだが、我ながら、下記のブログでけっこう大絶賛しているじゃないの。
 
https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/s/新聞記者
 
 

 

※  ※  ※  ※  ※  ※

 

望月衣塑子 × 森達也監督「 i ―新聞記者ドキュメント―」

第32回東京国際映画祭で日本映画スプラッシュ部門作品賞に輝いた。

森達也監督が、官邸会見で菅官房長官と闘う東京新聞望月衣塑子記者を追いかけている。

アメリカ映画『バイス』に近いテイストの、しかし、ドキュメンタリーである。
実名であることがすごく自然で、しかも被写体の望月さんがあまりにも自覚的にふるまっていて、なぜか劇映画のように見えてしまう。
褒めているのですよ、もちろん。
とにかくこの秋、必見の映画です。
 
 

映画のWeb

https://i-shimbunkisha.jp

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