黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

白柴タバサちゃんの雷電山探訪記(南勢多郡の廃寺・万徳寺の面影を求めて)

2021-01-11 15:18:53 | 南勢多郡の廃寺

今朝はすさまじい冷え込みでした

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出ます。

岩神沼は、ほとんど凍っていてだれもいません。

寒いね

ひめちゃんたちは、更に上の新沼&童沢貯水池に向かいます。

 

新沼は、岩神沼より大きいので、凍っていない部分があります。

でも、鳥の姿はありません。

 

隣の童沢貯水池はどうかな?

ほとんど凍っていません。

むむ、いるぞ

こちらは、カモさんいっぱいでした

獅子くんは、草の実いっぱい付けて帰ります。

さあ、早く帰って朝ご飯にしましょう

 

 

 

「南勢多郡の廃寺」(平成23年、勢多郡中央仏教会発行)という冊子に、浄土宗・万福寺があります。

新川字新宮に存在したといわれるが現在寺院の痕跡はみられない。この地域は古くは山上保(やまがみほ)といい、現在の山上・武井・新川の一部などを含む広大な地域であった。窪井(久保井)村本坊を本拠とする念仏僧行仙がおり、窪井本坊は雷電山にあったとの伝承があり、この窪井本坊が万福寺であろうと推定される。

 

12月30日、暖かいのは今日だけ、後は寒波がくるというので、では雷電山に行こう

 

タバサねーちゃんも一緒です。

熊は出ないだろうけど、イノシシくらいは出るかも。

タバちゃん、よろしくね

近くの新宮住民センターに駐車して、雷電山目指します。

 

さぞかし草ぼうぼうかと思いきや、落ち葉の道です。

タバサちゃん、情報収集です。

何が通ったのかな?

サクサクとクヌギの落ち葉ふみわけて登ります。

 

左程の勾配もなく登ること約5分、鳥居が見えてきました

着いたね

 

鳥居をくぐって、階段を登ります。

 

ちょっと、お疲れの拝殿です。

一応新年の用意がしてあるようです

とりあえず、2礼2拍1礼です

 

タバサねーちゃんは、熱心に情報収集中です

 

前回来た時は、この北側の道から来ました。

北側には人家があって、急勾配ながら、途中まで車が上れるのです。

 

境内を左から散策です。

「雷電神社祭神」の案内です。

境内で「雷電神社」の文字はここだけです。

境内もクヌギの落ち葉いっぱいです。

 

本殿の南に、石宮が2基あります。

他には境内社はないようです。

 

本殿に向かいます。

本殿には、彩色があります

しっかり新年の準備完了です。

 

草の実いっぱいにならなくて良かったよ

境内はそんなには広くないけど、堂宇はいくつか建ちそうです

本坊のほかに、ちいさな堂宇なら建ちそうです。

北側に集落があるので、中世にも集落めいたものがあった可能性も考えられます。

 

さあ、帰りましょう。

タバサねーちゃんも上手に降りられました

 

サクサク、またクヌギの落ち葉踏み分け、雷電山を下ります。

 

つつがなく、地上に降りられました

さぞかし困難な参道を上ることになるだろうと思いましたけど、ほどほどお散歩コースでした

 

麓から、行仙上人の往生を聞いて駆けつけることも可能です

 

おおいに「窪井の本坊」の可能性ありです

 

 

史跡・笠塔婆にも寄って行きましょう。

神社参道の北側の細道を上ります。

南の文字塔の方は、ほとんど何も見えません。

北側に阿弥陀三尊が刻まれています。

おや、みなさんお顔がありません

どう見ても、意識的に削られています

今回初めて気がつきました。

廃仏毀釈とは、恐ろしい時代だったのです。

ここには、もしかしたら、もっともっと行仙上人の記憶があったかもしれませんね

コメント
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