黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

南牧の秘境・黒瀧山不動寺

2021-07-21 16:04:12 | 黄檗宗のお寺を訪ねて

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北の出てお散歩です。

蕨沢川沿いの道を帰ります。

おや、川沿いの石造物にも、夏の強い日射しです。

草刈りしてもらって善かったですね。

この間まで、草に埋もれて、お姿が見えませんでした。

この道はまっすぐでないところが魅力です。

昔の道なのです。

小林の相応寺住職に引率された滝沢不動参りの人々が、集合場所・関の摩崖仏を目指して上って行ったかも知れません。

 

 

 

 

大久保不動尊(太田市大久保町)は、西上州黒瀧山不動寺(くろたきさんふどうじ)で修行した修験者が開創したということです。

西上州の黒瀧山不動寺、検索すると、なんと現在も存在します。

甘楽郡南牧村(かんらぐんなんもくむら)のかなりの山奥・秘境にあります。

これは是非行ってみなくてはなりません。

2時間半くらい、休憩を入れると、3時間くらいの道のりです。

 

7月17日、ひめちゃんたちの朝散歩の後、身支度を調えて出発です

 

途中、大胡のマクドナルドで朝マック

ひたすら西に走ります。

 

道の駅下仁田です。

休憩します

 

わー、ソフトクリーム食べたい

新鮮野菜を購入して、ソフトクリームで元気を復活させて、先を急ぎます。

 

上信電鉄の電車と走ります

 

やっと、南牧の表示です。

すれ違いも困難な山道ですけど、まあ常広寺の若和尚の実家・甘楽秋畑の天徳寺に行った経験から、落ち着いて進みます

でも、かなりの上り坂のようで、車もやっと上ります

 

もう限界かなというところで、やっと駐車場に到着です。

下界からの訪問者にはかなりの秘境ですけど、まだまだすごい山奥がありそうです。

 

黒瀧山不動寺登拝口、杖が置いてあります。

後で考えると、杖を借りた方がよかったかも。

 

ひたすら上ります。

見た目より、実はかなりの上り坂です

きつい

上を見上げると、ヤマユリです

ヤマユリって、案外生命力の強い生き物だ

 

まだまだ、つづら折りの道を上ります。

向こうに、ちょっぴり赤い屋根が見えます

いろんな小鳥がいるんですね。

 

やっと建物が見えてきました。

右の建物で、御朱印をお願いします

 

境内の案内です。

 

山門を目指します

大きな杉の木があります。

数百年、ここで生きてきたんですね。

 

重厚な山門です

 

山門の説明があります。

鐘楼門として寛政10年(1798)四十二代祖駿禅師の代に再建。梵鐘は戦時中の昭和17年に供出した。楼階正面には元禄5年の最初の山門に潮音禅師が東海禅窟と揮毛した肩額あり。

東海禅窟の額です

 

不思議なものがあります

木魚は、もとはこんな形をしていたのです。

 

隣に、この寺についての説明があります。

都合で2枚になります。

行基伝承、秘仏金躰不動明王を本尊として千余年悠久の歴史を刻む。

江戸時代中興開山された潮音道海禅師は、館林に綱吉公開基の広済寺を開き、先代旧事本紀大成教出版を機に延宝三年(1675)黒瀧山入山。

 

 

山門をくぐって、不動堂を目指します

 

 

(つづく)

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