黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

勇みすすんで膳の城に向かいけり(渋川勢揃いの事、付けたり、諸勢出陣の事 ・その2)

2025-01-30 20:01:43 | 桐生老談記の世界

寒い寒い雪風のような風の一日です

おかあさんは、ガーデンの伸びすぎた枝切りです。

クリスマスローズは、まだ花芽をつけていません。

ひめちゃんはお出かけかないませんでした

近いうちに、どこかへお出かけしようね

 

2020年4月の黒柴家族です。

七海ママも末っ子達と、そこらまでのちい散歩を楽しんでいました。

獅子丸はアブラナが大好きで、道ばたの生のアブラナにも食いついていました

しっかりそれを学習したひめちゃんは、お散歩の途中、最近伸び出したアブラナをつまみ食いしています

 

 

 

勇みすすんで膳の城に向かいけり(渋川勢揃いの事、付けたり、諸勢出陣の事 ・その2)

石井安芸守を大将として、大川、久保田、桑子、久保沢、別府、籾山、片山、松本、広瀬、竹沢、寺内、吉良、栗谷、荒井、根岸、湯沢、大原、須藤、小林、猪俣、小泉を先にして、宗徒人々二十三人、都合百八十人余騎ばかり、十三日の、辰の刻(午前八時)ばかりに、蓮沼の辺りにて勢揃い、勇みすすんで膳の城に向かいけり

あらすじです。

(小俣勢は)石井安芸守を大将として、大川、久保田、桑子、久保沢、別府、籾山、片山、松本、広瀬、竹沢、寺内、吉良、栗谷、荒井、根岸、湯沢、大原、須藤、小林、猪俣、小泉を先頭に、主立った人々23人、総勢180余騎で、13日の辰の刻(午前8時)ごろに、蓮沼のほとりに勢揃いして、勇んで膳の城に向かいました。



小俣城主の渋川義勝が帰ってきたのが4月23日、そしてすぐに戦の指示を出しました。
13日とは、いつの13日でしょう?

ちょっとつじつまが合いません
作者は、日にちの確認を忘れてしまったのでしょうか

蓮沼は、どこだか分かりません
小俣城の近くらしいですけど。

総大将の石井安芸守は、城代の石井尊空ではありませんね。

それにしても、戦の日にちも、いつの13日か分からないのに、戦い参加者の名字は、なんとはっきりしているのでしょう

辰の刻(午前8時頃)の集合って、ちょっと遅いような感じを受けます
でも、当時は一日2食の時代で、朝ご飯は8時頃ということなので、まあ朝ご飯をしっかり食べてからということでしょう

何処を通って、小俣から膳に行くか?
桐生川と渡良瀬川を渡らなければなりません。

それなりに時間はかかるでしょう。
でも、膳に行くには山上を通るはずです。

ところが、山上・山上城については一言も触れられずに、物語は展開します
不思議な事です

 

 

初稿  2020.04.04  FC2ブログ「黒柴ひめちゃんの葛塚村だより」

改稿  2025.01.30

 


( 渋川勢揃いの事、付けたり、諸勢出陣の事  終 )

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