三田市議会議員 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

子ども達の未来とTPP

2011年03月24日 | 生活・教育
 24日午前中に地域の小学校(ゆりのき台)で卒業式が挙行されました。
 昨年のゆりのき台小学校でも感じましたが、式典の最初のプログラムにもある国家斉唱をちゃんと歌える学校です。
 式典の始まりでもある国家斉唱がきっちり歌えると式典そのものが引き締まります。
 学校長から一人ひとりが舞台に上がり卒業証書が授与されましたが、彼らとは、入学時から学校を中心としたボランティア行事でも関わりがありましたので、卒業するその姿が頼もしく映りました。
 大人になり、少し振り返る余裕が出てきたときに、私達、地域の大人を少しだけ思い出してくれたら・・・と思います。

(近所の桜の花も開花しだしました)

 さて、午後から総合福祉センターで三田市が主催する「TPP協定と食と農の未来」と題した講演会が開催されました。
 講師は神戸大学名誉教授の保田茂氏です。
 TPPは、日本の農業を駄目にすると大反対している方が多くいるが、言っている先で、朝はパンを食べている実態や農業者人口の高齢化もあり、黙っていても日本の農業は駄目になる。との理論を農業センサスなどのデータを用いて展開されました。
 
 保田名誉教授は、太平洋の国々でパートナーシップを組む以前に日本国内の取り組みとして、地域で地産地消を進め、日本人の主食である米を中心とした農業の復活や自給率の向上をにらんで農業でも生きていけるようにならないと農業就業者人口は今後も減り続け、後15年も農業は持たないと警鐘を鳴らしています。
 諸外国から安い農作物などが流入する前に地域内でパートナーシップを築き上げる必要性を訴えておられます。
 仮に、諸外国からの食糧で日本人の胃袋を満たさなければならなくなってしまったとしても、今後人口減少や所得減少が進むとされている私達に高騰して来ている食糧を輸入するだけの体力が残っているのかも疑問としています。

 今日卒業した子ども達が、15年もすると30歳近くになりますが、その段階で日本の農業が立ち行かなくなることだけは防がなければなりません。
 農業国日本が、諸外国と比較しても自給率が40%にも届かない日本。何処かで、日本の農業政策を大転換しなければならないと思うのですが・・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする