昨日の11月11日は、私にとって忘れられない日になりました。
今、滋賀県大津市唐崎にある全国市町村国際文化研修所で2日目の研修を終え、食堂で定食をいただき部屋へ戻ってきました。
研修は、津市の前葉泰幸市長の行財政改革の講義に続いて総務省行政課課長の時澤氏の地方行政をめぐる最近の動向の講義が午前から昼食を挟んで、さらに一橋大学教授の辻琢也氏の超高齢化社会の到来とこれからの地域経営の講義があり、いずれも興味深く聞かせていただきました。
前葉市長からは、政治家としての判断による施設建設などコスト削減や不良債権処理や削減の事例。いずれも議会の声、市民の声を聴き、近年は説明責任を伴った行政運営に当たられていることが印象的でした。
時澤課長と辻教授の講義は、人口減少が明らかな日本における地方行政の今後のまちづくりのあり方を示していただいたと思います。
地方行政は今後人口減少に伴い、過疎化が進行するのは必須。その中にあって地方行政がとらなければならない施策は、「新たな広域連携」である。施設は人口減少と同時に更新の時期を迎えるため、そこに広域で病院やごみ処理施設、図書館などのインフラを共有する方法をとる必要があるというものです。
そのための広域連携がしやすいように国では議論を進めてきているとのことでした。
人口減少は全国で起こります。2050年には日本の人口が、9,515万人まで減少するとの推計が公表されています。
これは、高齢者が増えるばかりか、限界集落や空家の増加を伴いますが、日本国民の特性からか過疎が進んだ地域から離れようとはしません。したがって、行政コストからすると今以上に経費がかかる運営にならざるを得ないことになります。
そこで、広域連携で行政サービスの質を落とさないそれぞれの市が責任をもって運営に携われる共同運営の手法が新たなまちづくり施策として浮上してきているのです。
大都市部でも高齢化率は上がってきます。日本が直面するこの現象を防止するためには、出生率を今から上げていく施策を考える必要があるとの持論を展開したのが辻教授でした。
私には、非常に参考になった講義でした。
さて、タイトルにありますように昨日、11月11日は私にとって忘れられない日となりました。
一つは、長女に女児が誕生。研修所に向かう電車の中でラインを通じ無事出産の報告が妻から入り、間もなく新しい命の赤ん坊の写真も送られてきました。親せきらに祝福され生まれてきた命。おじいちゃんになったね!のメールも知人や親せきからいただき、大変嬉しく感じた数時間でした。
ところが、その日の夜に前職場の上司だった方から訃報が入ってきました。私の20代半ば、私は武庫川流域下水道に異動になしました。そこで一緒に仕事をすることになった先輩Sさん。下水道の1~10まで、なんんら技術的な知識のない私に手取り足取り教えていただいた方でした。また、時折上司や同僚と阪神沿線の飲み屋街でお酒を酌み交わす仲でもありました。一次会のあとはスナックへよく行きカラオケも歌いました。舟木一夫の歌が大好きな方でした。
下水道の技術は水をきれいにするために微生物処理をしており、微生物の具合が悪くなるとその処理能力が落ちてきます。
いつも先輩と処理水の状況を現場確認しながら、どのようにしたら処理水がよりきれいになるのかの議論を交わしたものです。また、いろんな実験も思うがままにさせていただいたことも今でも記憶に残っています。
50代中ごろからある病に侵されましたが、奇跡的に回復。昨年もOB会などで元気なお姿をお見かけしましたのでまさかの他界の連絡でした。
さすがに、昨夜は眠りが浅く、先輩との仕事のやり取りが夢の中で走馬灯のように流れていました。
最後の様子は、奥さんからもお聞きしていませんが、明日の通夜で先輩の安らかな顔を見たいと思います。
S先輩!天国でも好きなパチンコを楽しんでくださいね!(ご冥福をお祈りします)
新しい命の誕生と去って行った命。11月11日は忘れられません。
今、滋賀県大津市唐崎にある全国市町村国際文化研修所で2日目の研修を終え、食堂で定食をいただき部屋へ戻ってきました。
研修は、津市の前葉泰幸市長の行財政改革の講義に続いて総務省行政課課長の時澤氏の地方行政をめぐる最近の動向の講義が午前から昼食を挟んで、さらに一橋大学教授の辻琢也氏の超高齢化社会の到来とこれからの地域経営の講義があり、いずれも興味深く聞かせていただきました。
前葉市長からは、政治家としての判断による施設建設などコスト削減や不良債権処理や削減の事例。いずれも議会の声、市民の声を聴き、近年は説明責任を伴った行政運営に当たられていることが印象的でした。
時澤課長と辻教授の講義は、人口減少が明らかな日本における地方行政の今後のまちづくりのあり方を示していただいたと思います。
地方行政は今後人口減少に伴い、過疎化が進行するのは必須。その中にあって地方行政がとらなければならない施策は、「新たな広域連携」である。施設は人口減少と同時に更新の時期を迎えるため、そこに広域で病院やごみ処理施設、図書館などのインフラを共有する方法をとる必要があるというものです。
そのための広域連携がしやすいように国では議論を進めてきているとのことでした。
人口減少は全国で起こります。2050年には日本の人口が、9,515万人まで減少するとの推計が公表されています。
これは、高齢者が増えるばかりか、限界集落や空家の増加を伴いますが、日本国民の特性からか過疎が進んだ地域から離れようとはしません。したがって、行政コストからすると今以上に経費がかかる運営にならざるを得ないことになります。
そこで、広域連携で行政サービスの質を落とさないそれぞれの市が責任をもって運営に携われる共同運営の手法が新たなまちづくり施策として浮上してきているのです。
大都市部でも高齢化率は上がってきます。日本が直面するこの現象を防止するためには、出生率を今から上げていく施策を考える必要があるとの持論を展開したのが辻教授でした。
私には、非常に参考になった講義でした。
さて、タイトルにありますように昨日、11月11日は私にとって忘れられない日となりました。
一つは、長女に女児が誕生。研修所に向かう電車の中でラインを通じ無事出産の報告が妻から入り、間もなく新しい命の赤ん坊の写真も送られてきました。親せきらに祝福され生まれてきた命。おじいちゃんになったね!のメールも知人や親せきからいただき、大変嬉しく感じた数時間でした。
ところが、その日の夜に前職場の上司だった方から訃報が入ってきました。私の20代半ば、私は武庫川流域下水道に異動になしました。そこで一緒に仕事をすることになった先輩Sさん。下水道の1~10まで、なんんら技術的な知識のない私に手取り足取り教えていただいた方でした。また、時折上司や同僚と阪神沿線の飲み屋街でお酒を酌み交わす仲でもありました。一次会のあとはスナックへよく行きカラオケも歌いました。舟木一夫の歌が大好きな方でした。
下水道の技術は水をきれいにするために微生物処理をしており、微生物の具合が悪くなるとその処理能力が落ちてきます。
いつも先輩と処理水の状況を現場確認しながら、どのようにしたら処理水がよりきれいになるのかの議論を交わしたものです。また、いろんな実験も思うがままにさせていただいたことも今でも記憶に残っています。
50代中ごろからある病に侵されましたが、奇跡的に回復。昨年もOB会などで元気なお姿をお見かけしましたのでまさかの他界の連絡でした。
さすがに、昨夜は眠りが浅く、先輩との仕事のやり取りが夢の中で走馬灯のように流れていました。
最後の様子は、奥さんからもお聞きしていませんが、明日の通夜で先輩の安らかな顔を見たいと思います。
S先輩!天国でも好きなパチンコを楽しんでくださいね!(ご冥福をお祈りします)
新しい命の誕生と去って行った命。11月11日は忘れられません。