三田市議会議員 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

モツレク~代表質問 この1週間

2014年03月10日 | 活動報告
 昨日は、三田中央ライオンズクラブと手をつなぐ育成会の皆さんとのボーリング大会に出席後、郷の音ホールで開催されている「生け花展」そしてシャンソン歌手としてデビュー20周年を迎えた柴田潤子さんのチャリティーコンサートへ足を運びました。

 
 地道な活動をされている潤子さんのたくさんのフアンの方がお越しになられていました。
 潤子さんは、夫が他界されて13年、その思い出の曲「哀しみソレアード」を歌っている途中から会場のあちらこちらから、涙する観客が感じられました。私もその一人。「歌は、その方の思いを蘇らせる力があるのだ」。改めて歌の力を感じた瞬間でした。

 さて、3月1日と2日はモーツアルト・レクイエムコンサートのイベントで2日間、集中させていただきました。
 私の高校の恩師であるM先生ご夫妻も2日の本番に稲美町から駆け付けてくださいました。そして丁寧にも金曜日に帰宅してみるとお礼の葉書が届いていました。
 合唱は「プロ並みだ!」との表現をしてくださり、先生ご夫妻の感動が文面から伝わってきました。聴きに来ていただいた方は、私の周囲にも何十人かおられます。本当にありがとうございました。
 

 2日当日、コンサートが終わり、感動が冷めやらぬ午後6時から郷の音ホールの展示室で合唱指導の畑先生や児玉先生ご夫妻との打ち上げ会が開催されました。今回のコンサートのお誘いは、市内在住の秦さんとそおご友人の遠山さんの二人のコンビが、三田市の郷の音ホールで「聴かせる合唱」を!との熱い思いから、それも1年以上前から温めていた企画を8月にスタートしたことから始まります。
 新聞記事を見て、「3.11への祈りを歌で表すのと同時に収益を寄付する」と言う内容にひかれ、レクイエムを歌う会に入団したのが、昨年8月末でした。
 それからというもの、毎週金曜日の夜7時~合唱団の練習や打ち合わせが始まりました。最初は、シューベルトの聴きなれない曲や言葉についていけない!出来ない!と半泣き状態。先生からも発声練習では、厳しい指導を何度も受けました。
 合唱団員は、三田市以外からも神戸市や池田市、川西市など遠方から来ていただいた方もたくさんおられます。私的には、「第九」と全く異なる優美な合唱だったと思います。
 
 今回の合唱に関わった全ての皆様に感謝します。

 さて、合唱の余韻覚めやらぬ3日~4日にかけて、代表質問原稿の仕上げに取り掛かりました。
 5日は本会議の開催。
 6日の午後2時50分~の登壇予定でしたが、午後1時からの代表質問が早く終わり、午後2時30分に登壇しました。


 質問の概要と答弁は以下の通りです。(抜粋します)

1 ニュータウン開発の新たな課題
 Q:ニュータウンは、開発されて30年経過、当初建設されてた建築物が売却される場合があり、新たな土地利用に供されることが多くなった。しかし、その景観は、大きく形を変えようとしている。特にウッディタウンの平谷川緑地の上流部の旧山西福祉記念会館が取り壊された後、地域住民の憩いの場、散歩道となっている緩やかな法面(傾斜部)に擁癖が造られようとしていると市民からも平谷川緑地全体の保全について意見が寄せられている。
 また、三田市が借用している隣地の芝生グランドも今後開発事業者へ売却されると、平谷川緑地の景観に即刻、大きく関わる課題となる。
 三田市は、景観保全についてどうのような対策、対応をするのか。


 (開発業者によってこの散歩道沿いに壁が出来るかも・・・)
 A:三田市としては、今回の事業者から具体的な提案がないものの、芝生グランドは平谷川の景観に資する重要な施設であると認識していることや住民の憩いの場になっていることも認識しているところであり、今後良好な景観維持・確保のために土地所有者へ働きかけて行きたい。

 再質問:土地所有者へ働きかけるとのことだが、市民からは擁壁が設置され、これまでの桜並木等が壊されるなど景観が損なわれるのではないかとの不安要因があるが、これら具体的な擁壁に関しての具体策・指導はどうするのか。
 再答弁:事業者へは、擁壁のセットバックや壁の高さを抑えていただくなど、指導をしていきたい。

2 ICT戦略
 Q:ビックデータ、オープンデータについての認識や二次利用に関して、市の見解は?
 A:ビックデータ・オープンデータを活用した新たなサービスが創出できる地域づくり発展のために、開示に向けてデータの利活用とプライバシー確保の均衡のとれたルール整備の検討を進める。
 また、二次利用を促す観点からクリエイティブ・コモンズ・ライセンスによる著作権表示の導入に向けて全庁的に取り組む。
 Q:市民との情報共有、行政の効率化ができる千葉市のガバメント2.0「千葉レポ」を三田市でも導入する意向は?
 A:千葉レポは、市内の道路やベンチの破損状況をスマートホンの画像伝送情報により行政運営の助けになるばかりか、市民と行政の協働のまちづくり実現に有効な手段となりえるものと考えている。また、災害時にも被災情報の把握ができ迅速な対応が出来るのではないかと考えてる。千葉市の本格的は運用が、平成26年度からとなっていることから、運用実績が蓄積された段階で積極的に情報収集を行い実現可能性を探求したい。

3 交番等の設置の必要性は?
 Q:新三田駅は乗降客も多く、今後の発展も期待できる。駅前への交番等の設置の必要性について市の見解を伺う。
 A:乗降客数が、約1万5千人と多く、今後福島地域の整備事業や第二テクノパークへの企業誘致もあることから、利用者が増加すると見込まれ、交番等の設置が必要であると認識している。三田警察署も交番等の設置に理解を示していおり、今後設置に向けた用地の確保もあるが、県政要望を上げて行きたい。

4、コミュニティスクールの評価や5、太陽光発電の設置事業に関する質問内容や答弁は、わらじ通信(活動報告)で報告します。
6 地域福祉計画・介護保険計画に関連する事業
 Q:ユニバーサルデザインに関して既存の公共施設への基準を市独自で策定することはできないか?
 新しく建設している新庁舎では、ユニバーサルでデザインを取り入れたものとなっており、市民が安全・安心に使用、移動できるようになっている。しかし、既存の公共施設などは、ユニバーサルデザインになっていないところがある。例えば、市民病院や公共施設、大規模店の駐車場、特に身障者用の駐車場は、横幅はあるが、福祉タクシーの車椅子は、駐車場が縦に長くなければ、乗り降りできない。
 また、認知症の方が公共施設のトイレを利用した際に鍵の開け方が分からなくなった事例も発生。
 これらは、施設を造る際に現在、詳細な取り決めがなされておらず、三田市独自の基準づくりが必要であると考えているが、三田市の見解を伺う。
 A:障害者や高齢者の状態は、各々で異なり、全ての人が利用しやすい器具形状などを選定するのは、困難。高齢者や子供などの利用に合わせたデザインとしたい。
 再質問:どのような器具、形状にするのかの基準がないことから三田市独自の基準をいろいろな事例を確認したうえで職員間で協議することが大切であると思うが、基準づくりの検討をするつもりはないか。
 再答弁:全ての人を対象にした基準は出来ないと考えている。
 
 上記は平行線の議論となりましたが、確かにユニバーサルデザインと言う考え方には、「全ての人に」と言う考え方が根底にあるのは分かっていますが、私が言いたいのはこのような事例が起こった場合にどのような対策やデザインが可能かを横断的に考えるチームが必要ではないかと思っています。