三田市議会議員 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

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予算委員会での総括質問~高校生の自転車通学の安全確保について~

2021年03月22日 | 生活・教育
週末は、母宅へ赴き介護をするようになっています。報告が遅れましたが、令和3年の予算総括での質問内容をお知らせします。
3月16日(火)に令和3年度予算の総括質疑が午前9時30分から午後5時にかけて行われました。
総括質疑は、予算書に掲載されている内容の質疑の他にも三田市が実施している施策全般について質問ができる貴重な時間です。
無会派の私には、一人15分の質問時間を頂き、以下の3つの質問をさせていただきました。
1高校生徒の自転車通学の安全確保についいて 
2まちのブランド創造の取り組みについて 
3公園・道路の不具合通報アプリの災害時の活用について 

まず1つ目の高校生徒の自転車通学路の安全確保についてです。
この質問のきっかけになったのは、県立有馬高等学校に娘さんを通学させていた保護者からの問い合わせでした。
「娘が、3年間ウッディタウンから自転車通学しましたが、冬場は暗くなるのが早く、防犯灯のない道を帰宅するのにかなり心配しました。卒業後も通学路の安全確保のための防犯灯の設置が進んでいないように思います。安全確保のための防犯灯の設置はできないでしょうか」というものでした。

お問い合わせいただいたこの方には、調査した後にメールにて回答することをお約束しました。
偶然にも三田西陵高校を長年務められ、昨年の市議選挙で当選された井上議員が無会派控室で同室となっており、井上議員に西陵高校の自転車通学に関する考え方、また有馬高校に知り合いの先生がおられることから有馬高校の自転車通学に関する考え方を尋ねていただきました。
西陵高校では、ウッディタウン内に入ると自転車通学のルートが決まっているが、タウン外のルートは、生徒に任せているとのことでした。
さらに有馬高校では、新学期になると自転車通学する生徒にルート図を提出させているが、その通学路の安全確認については、学校側ではしていない。との回答でした。
防犯灯の設置は、地縁団体が本体であるポールの設置を行い、照明器具と電気料金を三田市で賄っている状況です。
また、道路河川課で設置している街路灯は、主に道路沿いで市街地の設置が中心です。これが、1万基以上設置されているとのことのようです。
なお、三田市内の中学生徒の自転車通学については、保護者からの申請で認められており、申請があれば安全なルートを学校と保護者で確認しているとのことです。
市立の中学校では、このように通学の安全確保について保護者を交えて確認しながら進めていますが、県立高校になると生徒任せになっているのが実態ではないかと思います。
これは、高校に入学する生徒が広範囲のエリアから通学し、電車やバスを利用する生徒、あるいは徒歩、自転車と様々な形態であることが要因です。
また、地縁団体が設置する防犯灯については、地元外から通学する生徒や保護者からの要望が耳に入ることはありません。
何故なら地元の方々が普段利用しない道を通ている可能性が大だからです。
そこで、次のように質問しました。
「高校では、自転車通学の安全確保について学校側に確認した結果、中学生徒と同様な安全確認ができていない。防犯灯のない暗い夜道を帰宅している女子生徒もいて保護者から不安の声が聞こえている。そこで、三田市と高校の連携で街路灯や防犯灯が設置されているビックデータを学校側に提供し生徒の自転車通学の安全確保ができないか。」
三田市からは次の回答がありました。
「今後は、高校側にこれらの情報を提供し、高校に通われている自転車通学の生徒の安全確保を検討したい。」

2つ目のまちのブランド創造の取り組みについては、三田市が令和3年度に「三田の魅力の発信イベントのリニューアル~食と文化でつなぐ四季の里・三田~」のイベント内容に5月に開催されている「まちなみガーデンショー」が入っていないのではないか。との質問に対して、三田市からは、主なイベント項目だけを掲載しており、まちなみガーデンショーも三田の魅力発信の一つのイベントとして考えていると回答をいただきました。
これまで、まちなみガーデンショーは、市民団体が時間をかけて取り組んでいる事業であり、三田の風物詩ともなっています。三田の四季の魅力発信に必要なイベントの一つになっていることは、間違いありません。

3点目の公園や道路の不具合アプリを災害時に活用することについては、三田市地域防災計画に災害時対応総合情報ネットワークが構築されているものの初動体制の確立には、市内がどのような状況になっているのかの把握が重要となることが想像できる。
昨年末に市民力を活用した公園・道路の不具合通報アプリが構築されており、道路や公園の管理に役立っている。
このアプリを活用すると災害時の情報入手が可能となるので、このアプリを災害時の連携できるツールとして活用できないか。というものです。
三田市危機管理課からは、今後このアプリを災害時において活用すべく検討を進めて行きたいとの回答を頂きました。

*高校と三田市の連携については、教育委員会が異なることもあり情報の共有ができていないことが改めて浮き彫りとなりました。中学を卒業しても三田市民である高校生の安全確保を検討していくことは市の責任でもあると思います。
高校生徒の通学路の安全確保の質問に対して森市長は「三田市民の高校生徒だけではなく、市外の生徒さんも三田市内の高校に通っており、すべての市民の安全確保に努めて行きたい」と心強い答弁もいただきました。
これを契機に三田市と高校の連携が進むことを祈っていますし、今後も確認していきたいと思います。


  

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