1月22日(金)~23日(土)にかけて滋賀県大津市唐崎の全国市町村国際文化研修所で開催された市町村議会議員短期研修「自治体予算を考える」に参加させていただきました。
22日午後の開講の挨拶では、所長の挨拶で「56名の受講生を迎えましたが、この研修には、388名の方から応募があり、皆さんは抽選されて参加していますので、研修で多くの知識等を吸収して帰っていただきたい」との話がありました。
そう言えば、三田市議会からも私と厚地議員が申込みましたが、厚地議員の方は抽選漏れとなってしまいました。
さて、研修会の講師ででお世話になった方は、地方公共団体金融機構資金部長(前 北海道大学公共政策大学院教授)の木幡 浩先生です。初日から一貫してお世話になりました。
先生のプロフィールについて詳細は記載しませんが、気になる方はネット等で調べていただけると良いと思います。徳島市や長崎県などで財政関係の仕事を歴任しており、国だけではなく地方行政の仕事にも精通されています。
研修会は、予算や決算の全体的な考え方、一般会計の成り立ち、税収面、歳出予算、債権など幅広い知識の習得を目的としています。
民主党政権となって評判となった「事業仕分け」の地方への導入などの考え方についても、「今ある事務事業評価資料と決算審査を活用して、議会で次年度予算に反映させることが先決であり、議会で事業についての議論を・・・」とのことで、さすがに地方行政を知っている方だと関心しました。
さらに、これからの行財政運営についてのポイントとしては、
○安定的・持続可能なサービスの提供と地域をつくる
○首長の財政の先見性と身の丈の運営そして住民・議会との情報共有の質の向上その他であるとのことです。
特に住民との情報共有の推進にあたっては、予算や決算などの公開資料には、問題が何処にあるのかといったような情報提供が重要とのご見識でした。
2日間の研修内容を全て記載することはできませんが、自治体の財政担当職員でもならない限りなかなか理解できない「予算・決算」の全体像が、ようやくボヤとですが見えてきた感じです。
また、私が事前に提出していた先生への質問「住民税を減らす動きの自治体が出現しているが、財源を確保する観点からどうのように思いますか?」にも「住民税を減らすのであれば、今の人たちを喜ばせるのも大切であるが、将来の人たちへの負担である債務をまず減らすのが先決ではないか」とのご見解を研修の中で伺うことができました。債務のない自治体はないと思いますので、ごもっともだと感じます。
さて、研修外での収穫と言えば「研修に参加されていた方と仲良くなった」ということでしょう!
1日目の研修終了後夕食を兼ねての交流会(木幡先生も参加しています)が開催されました。この交流会で丹波市、能勢町、大津市、新城市、知多市、常滑市、高石市、長野県飯島町、上越市、つくば市の議員(1期目が多かった)と地域の課題などについて意見交換することができました。今後、これらの方々と地域間の情報交換が出来るのではないかと思います。
研修会の最後の総括となりますが、先生が「議会が変れば行政が、地域が変る」と話されていたことが非常に印象に残っています。
また、どこかの町で議員報酬を議会に参加した回数制(実費弁償的、アルバイト的)としたところがありましたが、この制度を採用するということが、町民から「議会はこの程度の審議で良いです。専門性もなにも不要です」と言われているのと同じであり、この制度にするのであれば、議員数を増やして監視強化する必要がでてくる。歳費削減だけにとらわれてはいけない。との話も印象深いです。
いずれにしても予算・決算の全体像を学ぶのと同時に「議員のこれからの仕事」についても皆さんとの意見交換も手伝って学べたと思います。
24日午前中は、ソフトボールチームの練習で汗を流しました。10日の練習では、右手親指打撲、そして昨日には、ゴロ処理を誤り、ボールと接吻するなど、慣れてきた頃のケガが出てきています。(気を付けなければ・・・)
さて、12月から新政みらい通信(会派広報誌)を皆さんで検討していましたが、ようやく完成の運びとなりました。
今週から配付します。会派の新しい取り組みも2月に実行できるのではないかと楽しみです。
(写真:全国市町村国際文化研修所:2月23日撮影)
22日午後の開講の挨拶では、所長の挨拶で「56名の受講生を迎えましたが、この研修には、388名の方から応募があり、皆さんは抽選されて参加していますので、研修で多くの知識等を吸収して帰っていただきたい」との話がありました。
そう言えば、三田市議会からも私と厚地議員が申込みましたが、厚地議員の方は抽選漏れとなってしまいました。
さて、研修会の講師ででお世話になった方は、地方公共団体金融機構資金部長(前 北海道大学公共政策大学院教授)の木幡 浩先生です。初日から一貫してお世話になりました。
先生のプロフィールについて詳細は記載しませんが、気になる方はネット等で調べていただけると良いと思います。徳島市や長崎県などで財政関係の仕事を歴任しており、国だけではなく地方行政の仕事にも精通されています。
研修会は、予算や決算の全体的な考え方、一般会計の成り立ち、税収面、歳出予算、債権など幅広い知識の習得を目的としています。
民主党政権となって評判となった「事業仕分け」の地方への導入などの考え方についても、「今ある事務事業評価資料と決算審査を活用して、議会で次年度予算に反映させることが先決であり、議会で事業についての議論を・・・」とのことで、さすがに地方行政を知っている方だと関心しました。
さらに、これからの行財政運営についてのポイントとしては、
○安定的・持続可能なサービスの提供と地域をつくる
○首長の財政の先見性と身の丈の運営そして住民・議会との情報共有の質の向上その他であるとのことです。
特に住民との情報共有の推進にあたっては、予算や決算などの公開資料には、問題が何処にあるのかといったような情報提供が重要とのご見識でした。
2日間の研修内容を全て記載することはできませんが、自治体の財政担当職員でもならない限りなかなか理解できない「予算・決算」の全体像が、ようやくボヤとですが見えてきた感じです。
また、私が事前に提出していた先生への質問「住民税を減らす動きの自治体が出現しているが、財源を確保する観点からどうのように思いますか?」にも「住民税を減らすのであれば、今の人たちを喜ばせるのも大切であるが、将来の人たちへの負担である債務をまず減らすのが先決ではないか」とのご見解を研修の中で伺うことができました。債務のない自治体はないと思いますので、ごもっともだと感じます。
さて、研修外での収穫と言えば「研修に参加されていた方と仲良くなった」ということでしょう!
1日目の研修終了後夕食を兼ねての交流会(木幡先生も参加しています)が開催されました。この交流会で丹波市、能勢町、大津市、新城市、知多市、常滑市、高石市、長野県飯島町、上越市、つくば市の議員(1期目が多かった)と地域の課題などについて意見交換することができました。今後、これらの方々と地域間の情報交換が出来るのではないかと思います。
研修会の最後の総括となりますが、先生が「議会が変れば行政が、地域が変る」と話されていたことが非常に印象に残っています。
また、どこかの町で議員報酬を議会に参加した回数制(実費弁償的、アルバイト的)としたところがありましたが、この制度を採用するということが、町民から「議会はこの程度の審議で良いです。専門性もなにも不要です」と言われているのと同じであり、この制度にするのであれば、議員数を増やして監視強化する必要がでてくる。歳費削減だけにとらわれてはいけない。との話も印象深いです。
いずれにしても予算・決算の全体像を学ぶのと同時に「議員のこれからの仕事」についても皆さんとの意見交換も手伝って学べたと思います。
24日午前中は、ソフトボールチームの練習で汗を流しました。10日の練習では、右手親指打撲、そして昨日には、ゴロ処理を誤り、ボールと接吻するなど、慣れてきた頃のケガが出てきています。(気を付けなければ・・・)
さて、12月から新政みらい通信(会派広報誌)を皆さんで検討していましたが、ようやく完成の運びとなりました。
今週から配付します。会派の新しい取り組みも2月に実行できるのではないかと楽しみです。
(写真:全国市町村国際文化研修所:2月23日撮影)