これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

ターミネーター:新起動/ジェニシス

2015年07月26日 19時58分12秒 | エッセイ
 念願かなって、やっとやっと「ターミネーター 新起動」を見に行くことになった。
 どうせなら、迫力満点の3Dがいいのだが、徒歩圏の映画館では吹替版になっている。なぜ、字幕ではないのか。観客をナメていると反感を持ち、わざわざ電車に乗って3D字幕版を上映している映画館まで出かけた。
「ターミネーター」は今回で5作目になるが、私は3作目、4作目を見ていない。2作目は傑作だった。ラストでは泣いてしまい、パンフレットは今でも大事に取ってある。



「ターミネーターってどんな話? 初めてでもわかるかなぁ」
 どこにでもついてくる娘が不安そうに聞いてきたが、心配は無用である。前回までの復習が冒頭に登場したため、うろおぼえだった私にもありがたかった。劇場内は中高年で埋めつくされており、同じ思いを抱いた観客も多いに違いない。
 ストーリーはさておき、これを3Dで見ると相当な迫力がある。たとえば、T1000が執拗に追いかけてくる場面では、凶器が鼻先に突きつけられる恐怖感や、爆破、炎上の臨場感が桁違いに大きい。いい年をして、「ひいい~」と悲鳴を上げそうなくらい怖かった。シュワちゃんと敵が殴り合う場面では、重量感とスピード感が半端なく、まさに目が釘付け。上映時間は126分とあるが、60分くらいしか経っていない気がした。
 実家にいた頃、地上波で放映された1作目を、家族みんなで見たことがある。母は「ターミネーターがどこまでも追いかけてきて、おっかないよ!」と怯えたものだ。もし3Dで見せたら、恐ろしさのあまりチビるかもしれない。
 キャストに関しては、終わってから娘と言いたい放題である。
「サラは可愛かったね」



 回想する娘に、すかさず、2作目のサラを見せてやる。



「えっ、これがサラ? 男が女装してるみたい」
「ジョンも美形だったんだよ」



 2作目では、エドワード・ファーロングだったのだ。しかし、5作目ではなぜこの人なのか……。



「全然別人じゃん。キモ~」
 娘は容赦なく続ける。
「しかも、パンフレットだとセンター。どういうこと?」
 たしかに、表紙の中央には、ジェイソン・クラークが居座っていた……。



「イ・ビョンホンが出ていたね」



 冷徹なT1000になり切り、背筋の凍る暗殺者が板についていた。彼のことはよく知らないが、人気だけでなく実力もあるとわかった。
 ちなみに、2作目では、鋭利な刃物のようなロバート・パトリックが演じている。どちらも適役といえる。



「ミキは、初めてシュワちゃんのカッコよさがわかった」
 そうだろう、そうだろう。
 2作目ではもっとカッコよかったのだ。
 こんな場面や



 こんな表情もあり、無敵のヒーローそのままであった。



 5作目も負けていない。



 また、1作目から見たくなった。レンタルしようかなぁ。


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コメント (12)
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