これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

江川る、斜める、アマリリス

2017年04月09日 21時48分49秒 | エッセイ
「江川る」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
 この言葉は、元プロ野球選手の江川卓氏が、巨人軍に入団するまでに大きな騒動を起こしたことから、「強引に自分の意見を押し通す。物事を強引に進める。ゴリ押し」といった意味を持つ。当時、私は小学生か中学生だった。江川騒動には興味がなかったけれど、「こんな言葉が通用するのか」という点に驚いた。
 実際、「斜める」という言葉はよく使う。決して正しいとは思わないが、イメージが伝わりやすくて便利だ。
 たとえば、わが家のアマリリス。



 日の当たる方向に伸びていくので、真っ直ぐにならない。「傾いている」と表現するのが正しいのかもしれない。でも、「斜めっている」と表現するのがピッタリな気がするのだ。まさに、ピサの斜塔状態。
 このアマリリスは、前後左右4面に花が咲く。通常であれば、12時の方向、3時の方向、6時の方向、9時の方向に咲くのだろうが、こちらも日差しを求めて成長するから、いびつな形になっている。



 11時の方向、12時の方向、2時の方向、4時の方向と、思い切り偏ってしまった。
 それでも、咲いた花はきれいだ。



 ピンクに次いで、白のアマリリスも咲く。こちらは、多少、日当たりを改善したので、斜めった茎が途中から真っ直ぐになっている。



 この種類は5面に花を咲かせるのだが、やはり均等ではない。



 それでも、美人、美人。





 自分の子は可愛い。
 来年はもっと可愛くなるよう、植木鉢を定期的に回して、日当たりを均等にしてやらねば。
 ところで、「安倍る」という言葉もあるそうだ。検索すると、「アサヒる」「小沢る」なども出てきたけれど、どうも新鮮味がなくていけない。
 私も今年は大台に乗るのだから、「斜める」から卒業して、清く正しく美しい言葉づかいをしようっと。


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コメント (10)
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