早いもので、この春から娘のミキが高校3年生になった。
「今年はいよいよ、受験という大イベントがあります。本校としては、お父様、お母様としっかり協力して、一人でも多くの生徒が第一志望の大学に合格できるよう指導していきます」
先月、娘の高校で実施された保護者会に行ってきた。まずは、校長、学年主任の順番で、受験に対する説明がある。続いて、進路指導部長の話が始まったが、これがなかなか興味深かった。
「昨年の進路実績をご説明いたします。国公立クラスには1人、早慶上理クラスは3人、GMARCHは42人……」
早慶に加えて、上智、東京理科は私学の難関である。GMARCHとは、学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政といった大学グループを指すが、統一入試内併願を導入した法政が人気を上げた反面、都心回帰しない中央文系は、法科の名門であるにも関わらず、この10年間でかなり偏差値を落としたそうだ。
この下には「日東駒専」(日本、東洋、駒澤、専修)、「大東亜帝国」(大東文化、東海、亜細亜、帝京、国士舘)といった大学が続く。
「先日、志望校調査を実施したところ、模試の平均点は過去5年間で一番よかったのに、GMARCH以上の希望者が少なかったので、もっと上を目指してほしいと感じました」
ちなみに、一番人気は日本大学だったとか。受験生の安全志向は、受験料の節約や浪人の回避が背景にあるのかもしれない。
進路指導部長は、校内での指導スケジュールを詳しく説明したあと、「受験生を持つ親の心がまえ」で締めくくった。
「受験生を持つ保護者の方は、ぜひ『かきくけこ』を心がけてください」
「か」、過去にとらわれない。
「き」、キレない。
「く」、比べない。
「け」、健康管理に気をつける。
「こ」、困ったら相談する。
キレない、のところでドッと笑いが起きた。子どもがストレスを抱えているのだから、親がキレては元も子もない。また、子の健康管理は親の仕事という点には、大いに共感した。
違和感をおぼえたのは、「困ったら相談する」のくだりだ。少々こじつけ感があり、もっと別の言葉に置き換えられないかと考えてみた。
こきおろさない。
いや、子をこきおろす親など、私くらいかもしれないから、これはあてはまらないだろう。
こだわらない。
うん、これがいいような気がする。〇〇大学じゃなくちゃ、とか、〇〇レベルじゃなくちゃ、といった親のこだわりは捨てるべきだ。
もうひとつ、浮かんできたワードがあった。
怖い顔をしない。
子どもが思うように動かなくても、鬼のような形相はせず、笑顔で温かく見守らねば。
といっても、何をしても怒らないほうが、怖かったりして……。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
「今年はいよいよ、受験という大イベントがあります。本校としては、お父様、お母様としっかり協力して、一人でも多くの生徒が第一志望の大学に合格できるよう指導していきます」
先月、娘の高校で実施された保護者会に行ってきた。まずは、校長、学年主任の順番で、受験に対する説明がある。続いて、進路指導部長の話が始まったが、これがなかなか興味深かった。
「昨年の進路実績をご説明いたします。国公立クラスには1人、早慶上理クラスは3人、GMARCHは42人……」
早慶に加えて、上智、東京理科は私学の難関である。GMARCHとは、学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政といった大学グループを指すが、統一入試内併願を導入した法政が人気を上げた反面、都心回帰しない中央文系は、法科の名門であるにも関わらず、この10年間でかなり偏差値を落としたそうだ。
この下には「日東駒専」(日本、東洋、駒澤、専修)、「大東亜帝国」(大東文化、東海、亜細亜、帝京、国士舘)といった大学が続く。
「先日、志望校調査を実施したところ、模試の平均点は過去5年間で一番よかったのに、GMARCH以上の希望者が少なかったので、もっと上を目指してほしいと感じました」
ちなみに、一番人気は日本大学だったとか。受験生の安全志向は、受験料の節約や浪人の回避が背景にあるのかもしれない。
進路指導部長は、校内での指導スケジュールを詳しく説明したあと、「受験生を持つ親の心がまえ」で締めくくった。
「受験生を持つ保護者の方は、ぜひ『かきくけこ』を心がけてください」
「か」、過去にとらわれない。
「き」、キレない。
「く」、比べない。
「け」、健康管理に気をつける。
「こ」、困ったら相談する。
キレない、のところでドッと笑いが起きた。子どもがストレスを抱えているのだから、親がキレては元も子もない。また、子の健康管理は親の仕事という点には、大いに共感した。
違和感をおぼえたのは、「困ったら相談する」のくだりだ。少々こじつけ感があり、もっと別の言葉に置き換えられないかと考えてみた。
こきおろさない。
いや、子をこきおろす親など、私くらいかもしれないから、これはあてはまらないだろう。
こだわらない。
うん、これがいいような気がする。〇〇大学じゃなくちゃ、とか、〇〇レベルじゃなくちゃ、といった親のこだわりは捨てるべきだ。
もうひとつ、浮かんできたワードがあった。
怖い顔をしない。
子どもが思うように動かなくても、鬼のような形相はせず、笑顔で温かく見守らねば。
といっても、何をしても怒らないほうが、怖かったりして……。
↑
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
今日はお休みでしたか。
たまにはのんびりしてくださいね。
私のブログが人助けに役立つとは、思いもしませんでした。
ご挨拶の話題は長すぎず、でも印象的なものがいいようです。
ヒントになったとは、うれしい限り。
やはり、お姉さまなのではないでしょうか(笑)
オチもさすがですね。
笑いがとれれば、会場も和みます。
私は明後日から2泊で沖縄に行ってきます!(仕事笑)
いやはや、忙しい。
今日は土曜出勤のおかげで、代休。
うれしい、うれしい
こちらの記事を読むだけ読んだところで、
訪問すらできない日々に突入したのですが、
丁度似たような説明会で挨拶をせねばならず、
なのに別の仕事が入って、急遽出席が叶わなくなったんです。
しかたがないから、挨拶を書いて、代読してもらうことに。
で、この「かきくけこ」を拝借し、ちょっと変えてカスタマイズ、使用させていただきました。
「こ…困ったら相談する。私の代わりにこれを読んでいる人に相談してください。え!?うそ!」
読みあげていた人のナマの驚きに、会場は爆笑だったそうです。
おかげでツカミはオッケー!と喜ばれました。
ありがとうございました!
うんうん、その通りですね。
親が決めるのではなく、子どもが自分の意志で決めることが重要です。
入学後に差がつくのではないでしょうか。
学費を自分で出している友人もいました。
バイトに明け暮れ、あまり勉強していなかったかも。
親に無理させているから頑張らなくちゃと、いつも一番前で受講している友人もいましたが。
私は親に出してもらいましたが、負担になっていることを知っていたので、真面目にやっていました。
お金の大切さを教えたいですね。
こういうことを勉強したいとか、ぜひここに入りたいとか。
1人は 入れそうな大学を絞り勉強し、もう1人は ぜひにと励みました。
日本の親は、できるだけのことはしてやりたいと思うけれど、
海外の様に 自分で学費を工面させるのと、どちらがいいのか。
一概には言えないけれど、ふと考えることもあります。
はい、受験制度自体が変わりましたね。
子どもの数も違うし。
親の思い込みが通用しない場面も多いです。
教員に相談してほしいですね。
ただ、「相談する」だったら「そ」だと思うんです。
「こ」から始まる言葉に結びつけるのはこじつけかと。
ひとまず、推薦狙いなので、学校の成績を上げることに必死になっているようです。
私も頑張ります!
一人暮らしをしている友人は、月10万もあれば贅沢な暮らしをしていたようです。
しかし、5万くらいだとカツカツでした。
バイトをして教材費を捻出し、食事代や交遊費を節約してやりくりしたようです。
自宅から通える範囲に大学があってよかったです。
もっとも、私は働くことがイヤだったので、あまり遊びに行かなかったなぁ…。
「こだわって伸ばす」も、いいきっかけになる場合があると思います。
今の受験生の親が受験生だった頃と今とでは違うことも多いと思います。自分の経験や感覚でアドバイスすると違ってることもアルかもしれないので、先生に相談することは大事なことかもですよ。
よく言われる勝負の夏もあっという間ですね。
頑張ってください。
地方から出て行くとなると学費とアパート代で親の負担が大きいです。
いっそのこと東大にでも入ってもらわないと元が取れません。
「こ」は「こだわって伸ばす」も有りなのかな。
いやあ、すごい学歴をお持ちのご両親なんですね。
子どもにはプレッシャーになります。
そういえば、昔世話になった校長先生の息子が、中の下くらいの成績だったそうです。
周りからは「お前のお父さんは校長なのに、何でバカなんだよ」と言われていたとか。
それもちょっとツラいですね。
出来過ぎの親を持つと、子は苦労するとわかりました。
私くらいがちょうどいいかも?
そうそう、同じ年でしたね。
高校受験のときは、怒ってばかりいたような気がします。
大学受験では、ホッとする空間を作りたいです。
怖い顔は……我慢我慢。
一人で遊びに行くのも禁物ですね。
外出も我慢我慢。
某大学の教授も、系統を無視して同じ大学の学部をやみくもに受けるパターンが増えてきたと指摘しています。
経済系だったらわかります。
商、経営、経済という具合に。
ところが、最近では文、経済、社会、法などと、メチャクチャな併願をした結果、中退する学生が多くなったとか。
理解に苦しみますよ。
予備校の先生は、入学後のことを考えず、どこかに押し込むことばかりを優先しているのでしょう。
何をしたいか、しっかりビジョンを持ってほしいです。
高校が付属高校だったのですが、どうしても理系に行きたかったので受験したのですが結局1校しか受からずそこに行きましたが親はあんまり嬉しそうではありませんでしたよ!子供に過度の期待は、子供にとってはかなりつらかった記憶が・・・・。なので息子の時は放任主義でしたね。その息子も去年大学を無事卒業して今は社会人!なんとかなるもんですね~!(笑)
かきくけこ、勉強になりました。
怖い顔をしないっていうのは中々難しいですね。
大学の現状はかわってきているのに、自分のときのものさしで、あの大学はダメとかいう親多いものね。
頭にくるのは予備校の進路指導で、○○大学(たとえば早稲田とか)なら、学部に関係なくいくつも受けろとかいう言い方するものね。
やりたいことを勉強しにいくのが大学でしょうと思うのですが。